“いちいち文字を書く、いちいちカメラを取り出す”って、実は大事だったりするよね。—美容師のカバンの中身 SORA北原義紀さん


使わないかもしれないけれど、日々持ち歩きたいものってありますよね。「美容師のカバンの中身」シリーズ、第3弾はSORA北原義紀(きたはら よしのり)さんのカバンの中身。そこには使うタイミングがあるかはわからないけれど、忙しい日々に一瞬立ち止まる“間”を与えてくれるようなものが入っていました。

 



万年筆のアナログ感が気持ちも届けてくれそうで


 

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北原さんのカバンの中身


・ノート ・クオバディスの手帳 ・ボールペン、万年筆、筆ペン ・本3冊 

・出張ヘアケアセット ・サプリメント ・カードケース ・財布 ・カメラ

 

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ものにしても洋服にしても、シンプルでいて少しクセのあるものに愛着が湧くことが多いです。昔はもっと派手で目立つものが好きでしたが、好みがだんだんとソリッドになっているような気がします。最小限の要素で、最大限の魅力を発しているもの。そういった好みの変遷は、ヘアデザインの好みの変遷とも近いかもしれません。

削ぎ落とされたデザインの中でも、フォントやマークといったシンボリックな部分にはこだわりがあります。そこが気に入ると、ぐっときますね。例えば今日のバッグのロゴ「GGDG」とは、SORAのある「学芸大学」駅のことなんですよ。洒落ていますよね。

ペンはボールペンに万年筆、筆ペンと3種類持っていて、相手や書く内容で使い分けています。

誰かにものを渡すときに手書きのメッセージをつけたり、スタッフと交換日記をしたり。メールで済む時代ではありますが、書くことは止めていません。特に万年筆は心を込めて書いたのが相手にもちゃんと伝わる気がして、このアナログ感がたまらないなと感じています。カメラも、スマホでも写真は撮れるんだけれど、これはカメラで撮りたいって思ったときのためにわざわざ持っている、という感じですね。デジタルなことにはかなり早く順応してきたほうですが、だからこそアナログのよさを今改めて感じています。

いちいち文字を書く、いちいちカメラを取り出す。

便利になって、必要ないとされている行為が、実は自分を豊かにしたり、感性を刺激するうえで、大切なことになり始めているのかもしれません。

 

 

>PICK UP ITEM! 北原さんが本を3冊も持っている理由とは!?

 

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