90年代ブラックヘアの開拓者! JAMBOのMIKAが信頼される秘訣
センスは生まれつきではなく、磨くもの
−ブラックヘアについては初心者なのですが、MIKAさんの作るスタイルは色使いやセンスがずば抜けているな、と思いました。そのセンスはどこから生まれているんですか?
ありがとうございます! うれしい!
よくセンスは生まれつき、という人がいますが、センスは磨くものです。 トレンドは移り変わりますし、カラーだって海外では流行っているものをそのまま日本に持ってきてもいけません。日本人には日本人の好みの色や似合う色があります。また年代とも関係が深いですよね。 日本の美容教育は技術や接客は叩き込まれますが、センスやデザインなどは遅れていると感じます。乱暴かもしれませんが、トレンドすら察知できない人も多いような気がしていますね。
−察知できないというと?
お店をオープンした頃、ちょうど渋谷系のギャル文化が一番盛り上がっていた時代で、その頃ギャルの間でブレイズやコーンロウにする子が多かったんですよね。そのおかげで私もたくさんのお客さまを施術できたのでスキルアップになりました。 ですが、ずっと同じスタイルしか提供しないお店も結構見受けられて。そうするとお客さまだって飽きてしまいますよね。お客さまの足が自然と遠のいてしまい、閉店してしまったお店が数多くありました。
−確かに、昔は特殊ヘアを売りにしているお店がもう少し多かったように感じますが、今は減っているイメージです。
私たちがやっている専門性の高い特殊ヘアこそ、新しいものにトライしていかなくてはいけません。 そうすればお客さまにも喜んでもらえるし、新しい髪型にするとテンション上がりますよね。あそこに行けば楽しいし、センスも抜群! って思ってもらえると安心感にもつながります。それに自分の価値を下げない理由にもなります。トレンドやセンスは売り上げにもイコールになると私は思いますね。