【名古屋の赤ペン先生初登場】コロナ禍にブレイク『住吉塾』会員数は1200人超え。住吉望の波瀾万丈物語・後編

 

コロナ禍で対面式セミナーが続々とキャンセルされ、オンライン教育が爆発的に盛り上がり始めた2020年。その前年にカット専門オンラインサロン『住吉塾』を立ち上げ、着々と活動していた名古屋在住の住吉望(すみよしのぞむ)さんは、コロナを機に一気にブレイク。会員数は10倍になり、カット教育者の座に躍り出ました。住吉さんがどのように技術を磨き、教える技術を身につけたのか。その気になる経緯を伺うため、ZOOMインタビューを敢行。そこには、秘められた波瀾万丈なストーリーが…。住吉さんの汗と涙の物語の後編をお届けします。

 


 

【名古屋の赤ペン先生初登場】前編はこちら

 

後輩への指導をキッカケに、赤ペン先生を開始

 

手取りが増えるのを期待して業務委託サロンに入ったわけですが、実際には期待外れでくすぶっていました。お客さんの数も給料もめちゃくちゃ増えたわけでもなく、キャリアアップしている感じでもなかったんです。ちょうどその頃、インスタが流行り始めている時期でした。フォロワーが増えればお客さまを呼べるような流れになってきていたんですけど、僕はそれまで教育にしか興味がなかったので、撮影もしたことがなくて。いい写真を撮るという面でも勝てる気がしなくて、そこに対する情熱も生まれませんでしたね。

 

 

そんな時に、前職の後輩が「カットを教えてほしい」と訪ねて来るようになったんです。それで、あえて有料にして、1000円もらうことにしました。教育は無料にするべきじゃないと思ったし、お金を発生させることで学ぶ側の本気度を多少なりとも刺激します。それに僕にも教える側としての責任が生まれると思ったからです。それで教えている最中の動画を撮って、「あとで見返しとけよ」という思いでインスタに載せていたら、全国の美容師さんから「分かりやすくて勉強になります」というようなメッセージが来るようになりました。その流れで、フォロワーがだんだんと増えていったんです。

 

次第に「僕が切ったスタイルなんですけど、どうしたらもっと上手く切れますか?」というような質問が、DMで届くようになりました。最初はその人にダイレクトに返信をしていたんですが、この回答も載せたら見る人の勉強になるかも?と思ってストーリーに載せるようになったら、「僕のも見てください」という反応が増えていきました。それが赤ペン先生の始まりです。

 

 

赤ペンを毎日のようにしていたら、自分のカットのバランスも変わってきたんですよ。教えることで自分自身も進化していったんでしょうね。技術はそんなに変わっていないんですけど、いわゆるデザイン力が磨かれてきたんだと思います。最近ようやく自分が心から納得のいくトレンドスタイルを作れるようになってきたな、と思えるようになりました。

 

>有料のオンラインサロン『住吉塾』をスタート

 

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