【へぎしょうた&村田勝利】インスタで見つけた最上級ショートヘア写真10選。今の空気感を先取りしたショートスタイルは、どうあるべき?顧客ウケするデザインを一緒に考えました
へぎしょうた セレクション<5>
JEWIL 服部タカノリさん @jewil_hattori
へぎ:こちらの服部さんのショートは、顔まわりのレイヤーが今っぽくて好きですね。顔まわりをこれくらい重く残すけど、もみあげの毛先はすごく繊細な質感が入っていて。これだけ太い束でセットすることって、実際にはすごく難しいはず。単にセットしたんじゃなくて、服部さんがちゃんとこだわりを持ってセットしているんだと感じました。
村田:コテを使っているのかな?
へぎ:コテなのかな? そうだね。32ミリかな。こういうスタイルって、顔まわりに注目されがちだと思いますが、僕が注目したのはトップ。トップが潰れていると絶対にこうはならないですから。
村田:実は僕もこの写真に注目していて。今回のセレクトの候補に入っていました。
へぎ:部類的にはショートボブになるのかな。たぶん顔まわりのカットがめちゃめちゃ上手。いや、可愛い。もみあげをこういう風に出すことでカウンセリングもやりやすいし、あえてこの長さに設定していることがセンスのいい証拠!
ショートブームが再来の兆し!?
村田:最近、インスタのリールを見ていると、ショートブームの再来を感じますね。来店のきっかけもほぼリールだし。
へぎ:カウンセリング動画を見ていると、もはやカットのテクニックよりは提案力とデザイン力が勝負なのかな、と。美容師にお任せというオーダーが多いし、お客さまはサロンに来れば自分が変われるという期待がある。だから、美容師のエゴで「スタイル推し」をする時代は終わったのかなって。
村田:結局、カットのクオリティは関係なくて、お客さまが仕上がりを喜んでくれればいいっていうこと。カットの上手さの基準が変わって、似合わせられるのが一番強いかな。あとワンパターンなデザインではもう集客できない…。
へぎ:美容師側からはすごくやりがいを感じます。もっともっと新しいデザインや表現の可能性に挑戦していきたいです。
へぎしょうた
sand omotesando 店長
兵庫県出身。高津理容美容専門学校を卒業後、上京。都内の大型サロンに勤務。3年間のアシスタント生活を経て、sandの立ち上げに参加。ショートヘア美容師として人気を獲得。sand omotesando店長を経て、2022年1月からはsandの大阪進出を機にsand osaka代表に就任。
インスタグラム:@hegi__sand
村田 勝利(むらた しょうり)
nex the salonディレクター
1994年、大阪府生まれ。高津理容美容専門学校を卒業後、都内有名店を経て現職。年間約5000名以上のショートカットを担当し、月間個人指名総売上1,500万を達成。インスタのフォロワー数は10万3000人超え。nexアカデミーの校長も務める。
インスタグラム@shorimtg
(取材・文/QJナビDAILY編集部)