「ま、こんなかんじで、あとは任せた!」NYと日本の美容事情 -穂高律子のニューヨーク美容師コラム Vol.4-
集客について
集客という点では、ニューヨークは人がたくさんいるし、入れ替わりも早いので、日本のようにお客さまを集客するためにあれをして、これをして、といったことはあまりないです。
特に私が今働いているサロンは、お客さまからのレビューがいいので、新規の人がたくさんきてくれます。なので、集客という意味では日本の時とはまた違ったかんじです。
日本はとにかくサロンが多いし、全体のレベルが上がってきているので、集客とゆう意味では、すごく大変だったなと思います。撮影をやるにしても、毎回新しいものや、人と違ったスタイルを提案しなくてはどんどん古くなっていってしまう。私は雑誌の撮影をやらせてもらえていたので恵まれていましたが、そんな中でも自分のイチオシのスタイルを毎回提案し、その企画の中でも目を引くスタイルをつくり、大きく掲載してもらい、それをいいと思う人にきてもらえるように頑張っていたといったかんじでした。
こっちにきてから、少しずつ、私なりにヘアスタイルを提案したり、新しくパーマやカラーをオススメしてみたりしています。
日本にいた時より派手なことはあまりしていないのですが、技術を魅せることによって、リピートしてくれる人やお友達を紹介してくれるコが増えてきて、私のペースで少しずつ切っていけるようになってきて楽しくなってきました。
最近、うれしいことに、ウルグアイにいる日本人の方やカナダに留学中の方がわざわざ私のことを探してくれて直接ご連絡いただき、ニューヨークに旅行にきた時、カットをしにきてくれました。海外にでているからこそ、いろいろな国にいる日本人の方にも出会える。話す内容も、その国での生活のことを聞けて面白い。
人それぞれストーリーがあり、出会いも別れも多いニューヨーク。ヘアを通じて、もっとたくさんの人に出会えることを楽しみに、秋も楽しんでいこうと思います。
日本の時のお客さまも、夏休みでニューヨークにきてくださり、お店に切りにきてくれています! また皆様に会えてうれしいです。
gmailにメールをくれて、カナダから来てくれました!
- プロフィール
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穂高 律子 (ほたか りつこ)
岩手県出身。都内1店舗を経て、macaroni coastの立ち上げより参加。女性店長としてサロンワークの他、カラーセミナー等の講師、アーティストのPVやアパレルのカタログ等のヘアメイク等も手掛ける。2016年1月に渡米。現在はニューヨークで美容師として活動中。
Instagram: https://www.instagram.com/ritsuko725/