「パーマは日本の方が進んでいる!? ニューヨークのパーマ事情」-穂高律子のニューヨーク美容師コラム Vol.10-
さて、最近は春の訪れを少し感じるからか、Big changeするお客さんが増えています。寒くて髪を切ることにlazy(おっくう)になっていた人も、久しぶりに切ろう! という雰囲気です。
最近バッサリ切ったお客さんを紹介したいと思います。
彼女は肩くらいのミディアムだったのですが、Trimかなー? と思い、どうします?と聞くと、「ショートにしようと思うんだけど、どう思う!?」と言われ、びっくり(笑)。 しかも、当日予約で、初めてきた人だったので、すごい勢いだなーと思い、切りましょう! と提案しました。
ショートにしたことはたくさんあるから、全然大丈夫なの。って言ってくれたので、慣れている人なら思い切ってトライしてみてもいいなと思えるのですが、今までしたことがないとか、どうゆう気持ちでバッサリ切るのかはコンサルの時にちゃんと聞きます。洋服の好みやその人のバックグラウンドが全くわからないので、自分のイメージできるものをいくつか揃えてから切りたいなと思っています。
彼女はアナウンサーの髪型を見せてきてくれたので、イメージもつきやすかったです。後は本人が、すこしくせ毛なので短くしても大丈夫か心配してたのですが、そこまで広がりもなさそうだったので、レイヤーをあまり入れすぎないけど、軽さがあるショートにしようと決め、切りました。 すごく喜んでくれて、うれしそうに帰っていったので、私も美容師としてもうれしいカットでした。
もう1人の彼女は、腰くらいまである髪だったのですが、痛みすぎていて、鎖骨くらいまで切りたいというオーダーでした。コームでとかせないくらいからまっていたので、シャンプーもコーミングも大変だったのですが、サクサク切っていきました。彼女もくせがあったので、あまりレイヤーはいれずに、ナチュラルに乾かして収まるようにカットしました。重めのスタイルを切るときは、ブラントにしすぎず、毛先にテクスチャーがでるようにカットするようになりました。もちろんブラントにするときもありますが、その人の雰囲気や好みに合わせて作るようにしています。
かなり痛んでいたし、ずいぶん切っていなかったみたいなので、新しい長さになり、とても喜んでくれて、うれしかったです。
春になるにつれて、みんな何かの変化を求めている今日この頃。ニューヨークにきて、2回目の春を迎えるので、私も去年とは違ったデザインやオススメのスタイルを提案していきたいなと思います。
- プロフィール
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穂高 律子(ほたか りつこ)
岩手県出身。都内1店舗を経て、macaroni coastの立ち上げより参加。女性店長としてサロンワークの他、カラーセミナー等の講師、アーティストのPVやアパレルのカタログ等のヘアメイク等も手掛ける。2016年1月に渡米。現在はニューヨークで美容師として活動中。
Instagram: https://www.instagram.com/ritsuko725/
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