「いいものはいい! と評価する街だから頑張れる可能性があるかもしれない」 穂高律子のニューヨーク美容師コラム Vol.1
そもそも自分の美容師の原点は、外国人への憧れでした。私はもともと海外の雑誌が大好きで、休みの日には必ず洋書を見るのが私の日課でした。
美容師になると決めた時から、撮影がずっとやりたくて、こんな外国人みたいなヘアスタイルをした人が街にいたらかっこいいとか、自分発信のオシャレなカラーやヘアスタイルを流行らせたいとずっと思っていました。その時のために色々な海外の雑誌を見て、自分が撮影や、サロンワークをやるようになったらこうしよう! といったイメージをたくさん持って美容師をやってきました。
本当に外国人への憧れが人一倍強かったと思います。私の手でつくってみせる! とずっと思っていました(笑)
そういった憧れを雑誌やサロンワークで表現できる環境になり、実際外国人を相手にやってみたいなと思うようになりました。自分のスキルはどこまで通用するのか挑戦してみたいと。
チャンスに恵まれた環境はとってもありがたいし、もちろん刺激的だったのですが、何年後かの美容師としての自分を想像したときに、英語が話せるとか新しい世界をみることなど、もうプラスワンがないと、自分自身に飽きてしまうなぁと思いました。
新たな目標が欲しくなってしまったというか。
私は、いつも何か小さくても大きくてもいいのですが、目標をたてて、それに向かいたい性格なのです(笑)。 来月はあれができるようになりたい。来年はこうなっていたいと、常に考え、そうしたら、それに向かって、どう動くかするべきことがはっきりするので、小さい時から目標を持つとことを大切にしてきました。