ワンランク上のおもてなしに必要なこととは? 伝説のドアマンへ質問!
美容師は専門職でありながら、高いサービスを要求される職業です。“おもてなし”や“ホスピタリティ”などといったワンランク上の接客、サービスを求められる現在、丁寧な応対をしていればいい。といったわけでもありません。
「じゃあおもてなしってなんだろう」。接客の難しさに悩める美容師さんも多いのでは?
そこで、今回はサービス業の中でも最も高いホスピタリティを要求されるホテル業界の方と現役美容師さんに“おもてなし”についてクエスチョン!
企画にご協力いただいたのは、ホテル御三家の内の1つホテルニューオータニで “伝説のドアマン”と称されているドアサービス 副支配人の吉川和宏さんと、表参道FLOWERSで2016年6月から店長を勤める市木ありささんに同じ質問を問いかけてみました。
Q.ご自身が実践しているおもてなしを教えてください。
吉川さんAnswer
私はお客さまの顔と名前を覚えて、「〇〇さまいらっしゃいませ」とお迎えすること。今では3,000人のお名前、顔、車の車種も把握しています。
きっかけは、ドアマンに配属されたての頃、スポーツジムに通われるお客さまは決まった日時にいらっしゃることが多いことに気がついて、とあるお客さまのお名前を覚えました。
そのお客さまが実際にいらっしゃった時に、「〇〇様いつもありがとうございます」とお声がけをしましたら、大層驚かれ「ありがとう」とお礼の言葉を頂きました。私もそのことがとても衝撃的でうれしく思い、その一件から、「お名前を覚えて、ご挨拶をすることを僕のサービスにしよう」と思いました。
市木さん Answer
私はお客さまがお帰りになられた後、必ずお礼のメールを送っています。
施術のときにお話していたことや、ヘアスタイルのちょっとしたアドバイスだったりを記載してお送りします。
ささやかですけど、自分も同じサービスを受けたらうれしいですよね。
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