Violet前原穂高先生に聞く! 【4限目】SNSの落とし穴
発信者は“自分”だということを忘れてはいけない
プラスに見えて実はマイナスになってしまう情報発信もあります。たとえば、代表である僕がVioletで売上No.1!ってアピールしたところで、スタッフは誰も得しませんよね。サロンの中で優劣をつけるのは少し疑問を感じます。それに、売上云々はお客さまにとってメリットがある情報とは言えないんじゃないでしょうか。「売り上げをあげるためにメニューを勧めてくるのかな?」とか思われてしまうかもしれませんよ。
たとえば、ヘアコンテストで入賞したとか社外からの評価は積極的に発信してもいいと思います。それは独りよがりではない客観的な情報だからです。売上の情報も業界誌から特集されるのならOKだと思います。その情報の発信をするのは自分ではなく、業界誌だからです。
こんな風に、一見よさそうな情報も誰が発信するかによって、情報の意味合いがガラリと変わります。とくにSNSの場合は、発信者は“自分”だということを忘れないようにしましょう。では本日の授業はここまで!
おさらい
炎上を恐れてSNSの使い方を頭の中で考えているだけではなにも始まりません。とにかくアカウントを作って情報を発信してみよう。「自分にとっては普通だけれど、受け手にとって有益」な情報を発信できればベター。テーマを絞って発信できればなおよし。ネガティブな情報や、自己満足の情報は控えよう。情報発信しているのは“自分”であり、情報を発信することで受け手がどう感じるのかイメージすることが大事です!
- プロフィール
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Violet
代表/前原 穂高(まえばら ほだか)
美容室AFLOATの元幹部、デザイニングディレクターを経て2015春に独立。東京/表参道に「Violet」をopenし、 2016年秋、名古屋/栄に2店舗目を構える。雑誌撮影・CMヘアメイクも数多く手掛け、モデル、歌手、タレント、俳優女優から支持を受ける。サロンワークにとどまらず海外・国内ヘアショーや商品開発のほか、24歳から開始したセミナー講師活動は通算500本超える。「2012SMAJコンテスト」グランプリ受賞。DesignCut2016では美容師一般誌雑誌登場回数日本一(116回)を記録。昨年末個人月間最高売上1500万円を達成し業界内外注目の美容室経営者。
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