Violet前原穂高先生に聞く! 【3限目】成長する人としない人の違い

2.実践力

 

 

 

何かわからないことがあればすぐに聞きにいくとか、学んだことをすぐに行動に移せる人も成長スピードが速いですね。技術や接客について学んだら、それだけでできる気になってやらない人もいっぱいいるので、行動できるというだけでまったく違ってきますね。

 

僕は美容師という仕事は半分くらいアスリートの要素があると思っています。アスリートが頭の中で考えているだけで体を動かさなかったら成長できませんよね。野球選手がヒットを打つ練習をするのと同じで、美容師もお客さまを喜ばせるための練習が必要です。どんなお客さまがきて、どんなリクエストをされても、しっかりと期待に応えるためには練習するしかないんですよ。

 

もちろん、ただ練習すればいいというものではありません。素振りしているだけではヒットを打てるようにならないのと同じです。練習の目的をきちんと理解したり、上手い人のやり方を見たり…そういう工夫は欠かせないですね。

 

正しいフォームでないとヒットを打てないのと同じで、美容師もブローやカットのフォーム(姿勢)も大切。このあたりもアスリートと似ていると思っています。

 

とにかく、習ったことを自分のものにするため、工夫しながら実践することを習慣づけてほしいです。

 

3.共感力

 

 

よくアーティストは孤独のなかで創作するイメージがあると思いますが、今の時代は違うそうです。作品を多くの人に共有することで評価されて、価値が高まります。コミュニケーションの中から生まれるのが、今のアーティストの世界なんです。

 

これは美容師の世界も同じだと思います。たとえば、「こういう前髪がカワイイ」と推しても、そのカワイイと言っているのが自分だけだったらカワイイとは言えないんですよ。自分の頭ではなく、誰かの頭をデザインしてそれが作品になる仕事なので、独りよがりではダメじゃないですか。作品を見た人がどう思うのか、どう感じるのかを意識しながらやっていくべきだと思っています。自己満足では売れないですよ。伸びる人というのは、周りの人の感性に共感する力を持っています。

 

4.体調管理

 

 

さきほども述べたように、美容師はアスリート的な要素が大きいです。だから、ある程度の体力は必要だと思います。元気に働ける体調を維持しないとパフォーマンス発揮することができません。これまで毎年1人くらいは体調を崩してしまう人を見てきました。やむを得ない理由もあるかもしれないけれど、美容師はフロアに立たないと成長できません。サロンでメンタル面の指導はできるけれど、体調管理まではできないので、自分で体調を管理することも大事です。

 

>「成長していない」と感じたときにしてほしいこと

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