「人見知り」克服しなくても大丈夫!? 有名美容師3名に聞く、人見知りとうまく付き合う性格コントロール術&アドバイス
仕事中の自分を好きになろう! プライベートと仕事で使い分ける3つの人格とは? ―GARTE ATSUTOSHIさん
――人見知りエピソードを教えてください。
基本的に外で人と会うと自分から話しかけに行くことはできず、親戚と会う冠婚葬祭や年末年始などもほとんど会話をできずに緊張したまま過ごしています。
――サロンワーク中に人見知りしないためにどんなことをしていますか?
仕事モードとプライベートモードを完全に切り分け、場所によって人格がガラッと変わるようにしています。
具体的には、「セミナーや講習のとき」、「サロンにいるとき」、「家にいるオフのとき」の3つの自分がいます。セミナーでは企業の社長や代表として、少し近寄りがたい雰囲気に、サロンにいるときはフレンドリーでより近寄りやすい性格になります。
人見知りして、会話がまともにできないと仕事がもらえませんし、再来店にもつながりません。重要なのは、会話ができる自分になりきること。オンとオフを切り替えられるようになれば、わりとスムーズに接客できます。
――人見知りのいいところを教えてください。
人見知りの人は、「自分に自信がない」「怖い」と思っている人が多いと思うんです。だから、相手との距離を近づけすぎることはあまりないはず。親しき仲にも礼儀あり。という言葉のように、ほどよい距離感で人付き合いができると思います。人見知りの人で、羽目を外して暴れてしまうような人はあまりいないんじゃないかと思います。
――人見知りで悩む美容師さんにアドバイスをお願いします。
人見知りの大半は自分に対して自信がない人だと思います。しかし、自分に自信がない人は仕事をしている自分だけでも好きになれるように、精一杯仕事してみればいいのではないでしょうか。人見知りという言い訳を仕事に持ち込むのは言語道断です。私は自分の仕事は自信を持ってやっています。
プロフィール
GARTE
代表/ATSUTOSHI/池田 充聴(いけだ あつとし)
都内有名店で1年間のアシスタントを経て、渡英。ヴィダル・サスーンアカデミーの教育を受けた後、22歳という若さで「GRADUATE」の代表に抜擢される。2019年6月に店名を「GARTE」に変更。原宿らしいエッジィなスタイルと鮮やかなカラーリングを得意とするスタイリストとして知られている。
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