【カラーの鉄人・近藤康雄】埼玉から世界標準のデザインカラーを発信!ヘアアワード世界TOP 50に3年連続ノミネート、ハイパフォーマーな活動に注目


可能性の広がりを求めて、46歳で出店

 

――45歳での独立の決意が固まったそうですが、その背景にはどんな心境の変化があったのでしょうか。

 

外部活動が広がっていく中で、もっと美容師として自分の可能性を広げたいという気持ちが高まってきたんですよね。前職では役員だったので、運営側としての業務もあるわけです。でも、やっぱりデザインを追求することに情熱を傾けたくて、それを楽しみたいという気持ちもあって。それで独立を決意しました。

 

 

街の喧騒がない静かな場所に出店したかったので、場所はいろいろ探して宮原に。大宮駅から一駅離れた場所というのも、自分の活動拠点にしていくのにはベストな環境だと思いました。店内には埼玉の作家さんの器を置いたりして、ギャラリーっぽい雰囲気のお店にしています。店名の「HAZE(ヘイズ)」は、好きなアーティストのエリック・ヘイズから取ったんですよ。HAZEという単語は「薄煙」という意味もあるので、形にとらわれずに営業していくという意味を込めています。たとえメンバーが変わることがあっても、そのときどきの形でやっていこうっていう。

 

 

 

―ー現在はスタイリストが近藤さん1人、アシスタント2名ということですが、1日どれくらいのお客さまを担当されているんですか?

 

基本的に2枠で、1日45人ですね。ご新規のお客さま限定のアメージングカラーというロングメニューがあるんですが、それは料金が5万円〜です。複雑履歴の方にはベースから整え直す必要がありますので、長くかかる場合は7時間半くらいかかります。なので、場合によっては3枠になっていることもあります。

 

 

 

――今後はどのような活動を予定されていますか?

 

今、本を作っています。共同著書なんですが、来年1月に発売予定です。来年はその出版記念で全国ツアーもやる予定ですね。あとは美容師仲間たちと、春に大阪でイベントを計画しています。去年はラスベガスの専門学校でのセミナー、LAでは美容メーカーのブース出展のヘルプ、マレーシアやシンガポールでは単独セミナーをやらせてもらいました。来年もチャンスがあればあちこち動きたいですね。

 

 

――楽しみにしています。本日はありがとうございました!

 

 

 

プロフィール
近藤 康雄(こんどうやすお)/『HAZE(ヘイズ)』代表
埼玉県出身。高校卒業後、地元の地域密着型サロンに入店して通信で美容師免許を取得。カラーが好きで、21歳から講師業もスタート。ユニークなデザインカラーが人気を呼び、20代で役員に就任。クリエイティブ活動にも力を注ぎ、数々のヘアコンテストで受賞歴をもつ。2024年3月、さらなる可能性を広げるため、埼玉・宮原町にサロン『HAZE』を出店。カラーオンラインサロン「ACWSM」を主宰し、セミナー講師としても活躍中。
Instagram:@pawana121

 

(文/織田みゆき 撮影/宮崎洋)

 

 

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