混戦を極めるブリーチシーンでどう戦う?若手がSNSで認知獲得できる方法とは? #ホワイトブリーチ SOL.JINGUMAE片寄光さん#♡♡♡♡♡♡♡でTOPにでてきた人

レッドオーシャンなブリーチ・ハイトーン界隈で選ばれる美容師になるには?

 

 

―ハイトーンを打ち出している美容師さんがたくさんいる中で、お客さまから選ばれる美容師になるには、どんなポイントがあると思いますか?

 

ブリーチって、パッと見たときの圧倒的なクオリティや可愛さはもうすでにあって当然のものになってきていますよね。だから、「ホワイトブリーチ、きれいにできました」と髪を後ろから取って見せてみても、もうそれはお客さまにとっては、当たり前で見飽きたものになってしまいました。なので、選ばれるポイントがあるとしたら、デザインの幅があること、ちょっとした“良い違和感”があるスタイルであることが大切なんだと思います。“良い違和感”は、写真を一眼レフで撮っていることでもいいですし、質感が他の人とは違うことでもなんでもいいんです。自分のことで言うと、“良い違和感”は、髪の毛に見えないような滑らかな質感に見せることかな、と思います。

 

 

―では、これからブリーチやハイトーンで集客していきたい美容師さんは、デザインの幅と“良い違和感”を意識するのがいいですね。

 

とは言っても難しいですよね(笑)。ブリーチやハイトーンってどの年代にもレジェンドレベルの美容師さんがたくさんいるし、クオリティやデザイン性を上げていくことは美容師としての永遠の課題です。若手でこれからInstagramで集客していこうと考えている美容師さんが挑んでいくのは大変です。

 

 

若手の方におすすめなのは、今まで自分がやってきた施術や接客を一度振り返ってみることです。たとえば、一人のお客さまが来店してから帰るまで自分の仕事を動画で撮影してみると、「このやり方、改めて見るとカッコいいかも」と思うことや、気づきがあるはず。自分のクセや習慣などなんでもいいんです。僕が最初にバズったときがそうであったように、その気づきが実は他の美容師さんやお客さまからしたら新鮮なことである可能性があります。SNSでは新しくできることを探して発信するのではなく、今持っている武器で勝負すること。その点に注目して発信していくと、自分の中の光るものを見つけたり認知を上げたりする手助けになるのではないでしょうか。

 

 

―「SNSで何をどうやって打ち出していこう」と悩んでいる若手の方に響くアドバイスだと思います。今日はありがとうございました!

 

プロフィール
SOL.JINGUMAE代表/片寄光

島根県出身。美容専門学校卒業後、都内有名店に入社して4年勤務。その後、フリーランス期間1年を経て、都内人気店に入社。店長、マネージャー職を経て新店舗の立ち上げに携わる。2021年5月、『punel』のオープニングメンバーとして参加。2022年1月より現職。

Instagram:@ hikaru_katayose

 

(文/須川奈津江 撮影/菊池麻美)

 

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