混戦を極めるブリーチシーンでどう戦う?若手がSNSで認知獲得できる方法とは? #ホワイトブリーチ SOL.JINGUMAE片寄光さん#♡♡♡♡♡♡♡でTOPにでてきた人

 

今やSNSは美容師にとって欠かせないツールです。そこで、Instagramで#♡♡♡♡♡♡♡(スタイル・技術名)で検索した際に、そのときの人気TOPに上がってきたスタイル写真を作った美容師さんにそのスタイル・技術についてのこだわりや、SNSの使い方などについて伺います。

 

今回は#ホワイトブリーチ。#ホワイトブリーチでTOPにあがってきたのはSOL.JINGUMAE(ソルジングウマエ)代表の片寄光(かたよせせひかる)さんでした。ブリーチの薬剤をコーミングする何気ない動画が最初にバズった経験だという片寄さん。今少ない武器で戦っている若手の方こそ、何気ない一挙手一投足に認知を上げるきっかけがあるといいます。さて、一体どういうことなのでしょうか?

 


 

美しい仕上がりだけでなく、赤裸々な工程の投稿がバズるきっかけに

 

 

―#ホワイトブリーチでInstagramを検索すると20万件ほどの投稿が出てきます。この中で片寄さんの投稿がTOPにいくつか出てきました。ご自身の投稿がTOPに上がってくる理由をどう分析しますか?

 

途中経過から仕上がりまで、リアルな施術の工程を包み隠さず動画にしているので、その点が注目されているんだと思います。もともとInstagramで最初にバズったのも施術工程なので、見ている方との需要とも一致しているのかな、と。なので、数年前から僕の投稿は仕上がりのきれいなところだけを見せるのではなく、他の美容師さんがあまり見せたがらないようなブリーチ直後の状態の写真や、カラーを塗布している施術工程の写真もたくさん上げています。今はそういった投稿は当たり前ですが、当時は珍しかったこともあり、たくさんの方に見ていただけました。

 

 

反応の良かったブリーチ施術のリール投稿

 

―ホワイトブリーチは、いつ頃から打ち出しているのでしょうか?

 

5年くらい前です。その前はいわゆるオールラウンダーの美容師で、もちろんブリーチもやりますが、特にこれといって打ち出し方は絞っていませんでした。

ただ、周りのスタッフはブリーチが得意な人も多かったのでブリーチの技術自体は身近でした。そんな中で4年くらい前にブリーチのレタッチを塗ったあとにコームで薬剤を拭き取る動画をなんとなく投稿したら、それが新鮮だったようですごくたくさんの人に注目してもらえたんです。普段自分が何気なくやっていることでも国内外のお客さまや美容師さんたちにも「こういう風にやっているんだ」と思ってもらえたみたいで、それがブリーチを打ち出すきっかけになりました。

 

―最初はオールラウンダーの美容師さんだったところからブリーチに特化するまで、どのように技術を習得したんでしょう?

 

どなたもそうだと思うのですが、やっぱり僕もひたすらお客さまやモデルさんの数をやってトライアンドエラーを繰り返しましたね。僕自身は営業中はせっかちになりがちで、性格的にもシンプルな考え方を好む方なんです。なので、ブリーチの技術に関しても複雑化しないことはかなり意識していて、それを積み重ねていくうちに技術が洗練されていったんだと考えています。

 

 

―複雑化しないというのはどういうことですか?

 

ブリーチをするときのベースはお客さまによって千差万別なので、一人ひとりのご希望に合わせて技術を提供するというのは当たり前なのですが、使う薬剤やプロセスは複雑化せず、ある程度一貫性を保つようにしています。自分で決まったやり方を何パターンか用意しておいて、それを使い分けている感じですね。そうすることで、アシスタントも真似しやすいし、美容師さんに「これはどうやっているんですか?」って聞かれたときも、明確に伝えることができるんですよ。ブリーチの技術は“感覚”という美容師さんも多いですが、そういう意味では僕は完全に理論派ですね。

 

 

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