時間をかけて作った投稿が必ずバズるわけではない。肩の力を抜いて続けることが大事

―これまででフォロワー数が伸びた投稿やバズった投稿はありますか？

フォロワー数が3,000人くらいのときに、「秋髪新色特集」という文字入れをした投稿がバズったときは4,000人フォロワーが増えました。2020年の秋のことなのですが、当時は自分でも文字を入れた投稿ってよく目に止まるな、と思っていました。ただ、他の人と差をつけたくて。なので、雑誌を参考にしていましたね。ファッション誌やメイク雑誌のカバーや特集から、キャッチのつけ方のアイデアをもらったり。雑誌を参考にする前と後で、投稿も変わっていきました。今は、雑誌をあまり読まないという美容師さんも多いかもしれませんが、雑誌は見やすくてアイデアも詰まっていると思います。ヘアだけでなくファッションやコスメの勉強も同時にできますしね。

初めに作った投稿画像

雑誌の秋色メイク特集のデザインを見て作り直した画像

一方で、時間をかけたのに身にならなかった経験もあります。

動画をいくつも繋げて文字をのせて時間をかけて編集したリールがあったのですが、これがまったく見て頂けなくて（笑）。こんなに頑張ったのに…と正直落ち込むこともありましたが、手間をかければいいというものでもないんだな、と肩の力が抜けたいい経験になりました。

最近は、お客さまの何気ない日常の動きを切り取っただけのリールの反応がかなりよかったです。髪のなびき方やするんと落ちる様子がきれいなので、正直、上げる前から「多くの方に見て頂けるだろうな」という直感がありました。今、こうした自然な仕草で撮るスタイルがインスタでも流行っている感じがするので、これからもっと増やしていこうと考えています。

 

 

 

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