必殺技を極めて最強に。「インスタ投稿メソッド #♡♡♡♡♡♡♡でTOPにでてきた人vol.20 #コテ巻き風パーマ arc代表・荒直人さん

本当はやりたくなかったけど……Instagramは幸せな働き方ができるツールでもある

 

 

――荒さんのポストは、縦に3列あるうちの1列はリールですよね。リールの効果はどうですか?

 

本当はリールはやりたくなかったんですよ……(笑)。再生回数がすぐわかっちゃうし、一生懸命作っても1000人にしか見られなかった、となると寂しいじゃないですか。でも、身の回りではリールであたっている美容師さんも多いので、やったほうがいいのかなぁと。

 

 

僕はそもそもSNSは苦手でInstagramも動画もそんなに見る方ではなかったんです。

今は画像に文字を入れたものを中心に投稿していますが、始めはいろいろな人のやり方をまねしながら取り入れてスタイルを構築していきました。

アカウントもいくつかあるのですが、それは使い分けているというより、試行錯誤の結果なんですよ。

 

 

――そうだったんですね。これからInstagramを集客に繋げていきたい、という美容師さんに向けてアドバイスをいただけますか?

 

絶対に必要なのは「必殺技を一つ持って、そのレベルを上げる」ということですね。新規の指名でいうと特に大事だと思います。今は各分野にスペシャリストがいる時代なので、都心の美容師であれば、自分の必殺技を磨いてある程度狭いところで勝負する必要があると思います。

 

 

でも、それが難しいのもわかるんですよ。僕も同じでした。カラーも好きだし、カットも好きだし、パーマも好き……ってなるとなかなか絞れなくていろいろな写真を上げちゃうんですけど、それだと集客には繋がりにくい。例えば、いろいろなスタイルを上げるのはストーリーだけにするとかでもいい。僕も、ロングのお客さまもいらっしゃっていますが、投稿するのはボブのパーマスタイルだけと決めています。

 

でも、好きなことを必殺技にできたら最強ですよ。Instagramの集客って、ある程度自分の世界観がわかった上で来てくれるお客さまが多いので、接客も楽しい。必殺技さえ持っていれば、究極、やりたくない仕事はやらない、という方向に持っていくことも可能で、幸せな働き方ができるツールだと思うので、一生懸命取り組む価値は本当にありますよ!

 

プロフィール
arc
代表 荒直人(あら なおと)

神奈川県出身。日本美容専門学校卒業後に、都内のレギュラーサロンでスタイリストデビュー。その後、フリーランスを経てarcの立ち上げに関わる。ボブのパーマスタイルで圧倒的な支持を集め、雑誌などのメディアでも活躍中。

 

(文/須川奈津江 撮影/菊池麻美)

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