必殺技を極めて最強に。「インスタ投稿メソッド #♡♡♡♡♡♡♡でTOPにでてきた人vol.20 #コテ巻き風パーマ arc代表・荒直人さん
ブリーチ毛でもパーマができるのは細かなカウンセリングと薬剤選定の賜物
――今や、しっかり集客ツールになっていますね。スタイルについてお聞きしたいのですが、コテ巻き風パーマと普通のパーマスタイルはどう違うのでしょうか?
コテ巻き風パーマはその名のとおりコテで巻いたようなウェーブのパーマなので、髪の根元に近い部分、真ん中、毛先がすべて均等なウェーブになっているのが特徴です。普通のパーマは毛先にウェーブが強く出がちなのですが、コテ巻き風パーマは毛先のウェーブもゆるやかです。
――普通のパーマとは、巻き方が違うんでしょうか?
いえ、僕の場合は巻き方は同じで薬剤が違うんです。ダメージや髪質によってかかり方が変わってくるので、それを見極めながら薬剤選定をしています。
――荒さんは、ブリーチ履歴があってもパーマがかけられるということも発信してらっしゃいます。他の美容師さんの場合、ブリーチとパーマはNGという方も多いと思うのですが……。
そうなんですよ。それも薬剤選定によるところが大きいです。
僕の場合、カウンセリングをお客さまがちょっと嫌になるぐらい細かく行うんです(笑)。というのも、美容師とお客さまってダメージに対する捉え方が異なっている場合が多い。ブリーチの履歴があっても、黒染めしていたり1年以上前だと回復していると考えているお客さまも多かったりします。あとは、髪質改善って多くがストレートパーマのことなのですが、お客さまによってはそうは捉えていないのでダメージ毛が蘇っていると思っていたりします。だから髪質をしっかり見つつ、履歴も細かく確認してから薬剤を決めています。カウンセリングしすぎてお客さまのテンションが若干下がるのは少し気まずいですが(笑)。その代わり仕上がりには満足してテンション上げて帰ってもらえますよ。
――近頃はカラー人気一辺倒のようにも見えますが、「パーマが来ているな」という実感はありますか?
自分が毎日パーマスタイルをやっているので、サロンにいるときは「パーマきてるじゃん!」と思うのですが、実際に街に出てみるとボブのパーマスタイルはあんまり見当たらない(笑)。やっぱりパーマをかけるなら、ロングの女性が多いですね。にもかかわらず、毎日絶えずパーマを希望するお客さまがいらっしゃってくれるのは、東京の表参道という人口が多い地域の特徴を表していますよね。「ボブ+パーマ」というニッチな打ち出しをしても、都市部はマーケットが広いので、その分、自分を選んでくれるお客さまも多いですが、地方など人口の少ない地域では、そこまでニッチなものでなく「パーマ」など大きく間口を広げた方が集客には繋がりやすい気がします。
一方で、自分のお客さまはパーマが多いからといって、その世界に閉じこもってしまうと取り残されていってしまう可能性があるので、そこは常にアンテナを張っていたいですね。
>本当はやりたくなかったけど……Instagramは幸せな働き方ができるツールでもある