フォローしたくなる投稿と、予約したくなる投稿は違う!? #♡♡♡♡♡♡♡でTOPにでてきた人vol.16 #シースルーバング Noa.大和たくみさん

 

今やSNSは美容師にとって欠かせないツールです。スタイルを発信して集客につなげるのはもちろん、お客さまとのコミュニケーションに使ったり、サロンワークの記録用だったり。使い方や発信の理由はさまざま。溢れるポストの中、#(ハッシュタグ)でスタイル名や技術名がアピールされているのは見る方にも大切な指針になります。そこで、Instagramで#♡♡♡♡♡♡♡(スタイル・技術名)で検索した際に、そのときの人気TOPに上がってきたスタイル写真の美容師さんにそのスタイル・技術についてのこだわりや、SNSの使い方などについて伺います。

 

第16 回は#シースルーバング。#シースルーバング でTOPにあがってきたのは、Noa.代表の大和たくみさんでした。

 

大和さんはどのように#シースルーバングでTOPに出てくる人になったのでしょうか。スタイル作りのこだわりやSNSの取り組み方について伺いました。

 


 

教科書通りのカットだけでは、前髪を上手く切ることができない

 

 

―簡単なご経歴を教えてください。

 

奈良県出身です。大阪ベルェベル美容専門学校を卒業し、ZACCに入社しました。4年半でスタイリストデビューし、その間にInstagramのフォロワーさんが5万人以上に増えて、月間売上が517万円を超えたこともあります。その後、独立準備をする前提でL.O.G by U-REALMにお世話になり、2020年12月にZACC時代の同僚の遠井春彦と共にサロンを立ち上げ、現在に至ります。今月(2021年12月)はついに売り上げが900万を越えそうです。

 

―アカウント名の「噂のやまとさん」はどういう狙いがあるんですか。

 

普通の名前だと「あの人、名前なんだっけ?」って忘れられちゃうと思うんですよ。だから印象に残る名前を意識してつくりました。目に止まってキャッチーでパッと記憶に残るような名前にしたいなと。

 

―ライバルも多そうな#シースルーバング でTOPに出てくることに関して、率直なご感想は?

 

「まさか僕が」という驚きもありますが、シースルーバングはかなりこだわりを持ってやってきたので、正直めちゃくちゃ嬉しいです。シースルーバングもそうですし、前髪というキーワードは大事にしています。このワードをきっかけに「僕を見つけ出してくれないかな」って思ってやってきました。

 

 

―前髪に強いこだわりがあるんですね。

 

僕の前髪のカットって独学なんですよ。例えば浮く前髪の対策ってカット教本には載っていないじゃないですか。ウィッグを切るのと人頭を切るのとも全く違いますよね。なので、前髪が浮く人の髪を切るとき、教科書通りに前髪を引っ張りながら切ったら、とんでもないことになってしまう。だから、髪がどう動くかを踏まえて切っています。

 

といっても、僕が考えているのは基本的なことです。例えば、髪は軽いほうから重いほうに流れるとか、短いほうから長いほうに流れるとか、根元の向く方向と毛先は反対に流れるとか、そういうことを考慮する。前髪を引っ張って切ったら余計に浮くんだったら、引っ張らないで切るとか、当たり前のことなんです。

 

ほかの美容師さんだとどうして失敗するのか、その理由がわかれば失敗しないカットの仕方が見えてきます。とにかく、前髪カットの理屈がわかれば、前髪が浮いちゃうとか、割れちゃうとか、そういう悩みを解決できるようになるんですよ。

 

―前髪はお客さまも気にされる部分なので、大事ですよね。

 

前髪ももちろんそうですし、顔の輪郭をつくる横髪を僕は触覚って呼んでいるんですが、その触覚で顔のカタチを変えられるんですよ。顔のカタチのコンプレックスを、触覚を切ることによって骨格矯正し、解決することができる。お客さまもカットが終わったときに頭が小さく感じるとか、表情が明るく見えるとか、すごく喜んでくれます。

 

>フォローしたくなる投稿と、予約したくなる投稿は違う

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