#♡♡♡♡♡♡♡でTOPにでてきた人vol.16 #ウルフヘア NORA小杉拓馬さん
客ハンが嫌! 代わりに始めたのがSNSだった
――では、2016年にデビューされたときからレイヤーを始めたんですか?
そうです。ただ、僕はお客さまをハントするのが嫌で、すごく違和感を感じていたんです。自分で選んでお金を払うはずのお客さまに、なんで頭を下げて「来てください」ってお願いしなきゃいけないの?って。デビューしたばかりでお客さまがいないから、しかたないんですけど、「二度とやりたくない」と思って、1日で客ハンを止めたんですよ。それまでは、 LINE で「来ませんか?」みたいなこともしていたんですけど、それも全部やめました。そうしたら売上がめちゃくちゃ下がって、月19万とかになっちゃったんです。今考えると、震えますよね…(笑)。
結局、客ハンは徹底してやらなかったのですが、そのスタンスを貫くなら、他の事をやらなきゃいけないじゃないですか。自分から呼ばないということは、選んでもらえるような何かがないといけない。それで「 SNS しかない」と思って、力を入れるようになりました。
――客ハンしないというのはすごい度胸ですね! SNSはどのように取り組んだのでしょうか?
主にInstagramで作品撮りをするのですが、自分でモデハンをして原石を探そうと思ったんです。原石というのは、「今の髪型はイマイチだけど、僕が髪を切ったらもっと可愛くなる人」のこと。そういう人に表参道で声をかけてお店に来てもらい、スタイルの写真を上げていくのを繰り返しているうちに、それを見た人が来店してくれるようになりました。
“原石”な人ほどBeforeとAfterの変化の振り幅がすごいので、目に止まりやすかったんだと思います。
Befor Afterの変化が際立つ動画ポストが人気に
――#ウルフヘアで検索すると、25万件ほどヒットするのですが、その中でTOPに上がるようになった理由は何だと思いますか?
細かいInstagramのアルゴリズムはわからないのですが、2017年に始めて以来、毎日欠かさずアップしているというのはあるかもしれませんね。
あと、僕のInstagramは、「説明不要」がテーマ。ファッション感度が高いお客さまには、文章で説明を入れなくても伝わると思うし、説明なしに「かわいい!」と感じてもらえるスタイルを発信していきたいです。
――実際、デビュー当初に思い描いていた「おしゃれなお客さま」ばかりが来店されているという感じですか?
必ずしもそうではないのですが、「おしゃれになりたい」「おしゃれに興味がある」というお客さまが多いです。実際にサロンワークをしていると、「おしゃれになりたい」という人が来てくれて僕の技術に喜んでくれる……それってすごくやりがいを感じるし嬉しいって気づいて、当初の考え方には反省しました。