#♡♡♡♡♡♡♡でTOPにでてきた人vol.13 #デザインカラー rapt. 阿野田亮介さん

 

今やSNSは美容師にとって欠かせないツールです。スタイルを発信して集客につなげるのはもちろん、お客さまとのコミュニケーションに使ったり、サロンワークの記録用だったり。使い方や発信の理由はさまざま。溢れるポストの中、#(ハッシュタグ)でスタイル名や技術名がアピールされているのは見る方にも大切な指針になります。そこで、Instagramで#♡♡♡♡♡♡♡(スタイル・技術名)で検索した際に、そのときの人気TOPに上がってきたスタイル写真の美容師さんにそのスタイル・技術についてのこだわりや、SNSの使い方などについて伺います。

第13回は#デザインカラー。#デザインカラーでTOPにあがってきたのは、名古屋市・栄の美容室rapt.のオーナー阿野田亮介さんでした。

阿野田さんはどのように#デザインカラーでTOPに出てくる人になったのでしょうか。スタイル作りのこだわりやSNSの取り組み方について伺いました。

 


 

コンサバサロンから一転、好きだった個性的なスタイルを追求するために独立

 

 

ーー#デザインカラーでInstagramを検索すると、阿野田さんのスタイルがトップに出てきました! デザインカラーは、いつごろから売り出していたのでしょうか?

 

今から10年ほど前、2009年に独立したころからですね。僕は三重県出身で、就職してからはずっと名古屋で美容師をしています。独立する前は今のテイストとはまったく異なるコンサバ系が得意なサロンで働いていたんです。もともとは、今のような個性的なスタイルが好きだったので独立をきっかけに、デザインカラーとパーマを融合させたスタイルに切り替えました。やっぱり、自分の好きなものの方が追求しやすいので。

 

阿野田さんのお客さまのカラースタイル集

 

ーー阿野田さんはコンテストにもたくさん出ていらっしゃいますよね。

 

コンテストも、独立してからよく出るようになりました。今Instagramに上げているのは、コンテスト用に作品撮りしたものと、サロンワークでのお客さまの写真が中心です。

作品撮りでは、海外のモデルさんにお願いしてカメラマンが撮影することが多いです。あとは、セミナーの公開撮影会で、その場でカットしたスタイルを撮影することもあります。

このセミナーのときは、バック紙を持ち込んで自分で写真を撮りました。ちなみに、メイクはスタッフにやってもらったり知り合いのヘアメイクさんに頼んでいます。

 

 

コンテストも作品撮りも、ヘアスタイル先行で作ることはあまりなく、モデルさんの雰囲気に合わせてファッションを選び、そこからヘアスタイルを作り込んでいくことがほとんどです。世界観先行で作ることが多いですね。作品撮りのインスピレーションは映画や海外のアーティストのミュージックビデオなどから得ることが多いです。

撮影は、2週に1回くらいのペースで行っています。

 

ーーInstagramを拝見していると、阿野田さんの作るスタイルは、コンテスト用とサロンワークであまりかけ離れていないように見えます。

 

はい。その点は意識しています。

コンテストだからといって、急に普段やっていないことをするのも違うので、普段の延長線上にあることをやるようにしています。逆にコンテストでやっていることをサロンワークに落とし込んでお客さんに提供したいという気持ちもあるので、全くかけ離れてしまったら意味がなくなってしまいます。そこはリンクさせているつもりです。

僕はハイトーンにパーマをかけ合わせたショートスタイルが得意で、今流行りの外国人風カラーに比べると、デザインカラーの入れ方もシンプルなんですよ。ポイントカラーだったりとか、わかりやすく個性やオリジナリティが出るようなデザインが多い。やりすぎるとダサくなってしまうし、やらなすぎると物足りなくなってしまうので、その微妙なバランスには気を遣っています。

 

 

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