#♡♡♡♡♡♡♡でTOPにでてきた人vol.9 #オルチャンヘアcache cache前田渉さん
汎用性とオリジナルで#を制す!
――#オルチャンへアのみならずご活躍の前田さんですが、その代表が「わたるマジック」ですよね。どんな経緯で生まれたのか教えてもらえますか?
はい。
3~4年前くらいに山崎直樹くんの「ザキヤマ巻き」とか日野達也くんの「日野ボブ」とかが流行っていて、僕もそういう自分の名前をつけて何かを作りたかったんです。それで、サロンのコンセプトが「物語の世界に迷い込んだような美容室」だったことから考えたのが、マジックにかけるように可愛くする=「わたるマジック」だったんです。正直、こういうネーミングってダサいと思っていたんですよ。当時既に30歳でしたし、「俺何言ってるんだろう…」って思うこともありましたが(笑)。でもカッコつけた名前だとさらっと流されてしまうことが多いので、これくらいキャッチーな方が入り口としては良いのかなって。
今では憧れを持って来店してくれるお客さまが多いので、サロンワークでも恥じらいなく言えるようになりました。
そして、#オルチャンヘアが母数の多いタグというのに対して、#わたるマジックはオンリーワンなものなので、タグで絞り込むと「わたるマジック」のヘアカタログができるんですよ。
可愛いだけじゃない!わたる式モデルさん選び
――わたるマジックのモデルさんは可愛らしい雰囲気の方が多いですが、モデル選びのこだわりやポイントはありますか?
https://www.instagram.com/p/Bw__PV2Hxps/?utm_source=ig_web_copy_link
Instagramの検索画面から探すのですが、自分の作るスタイルに合う雰囲気を持っていて、フォロワーが多すぎないということでしょうか。フォロワーが多すぎると、制限があって自分のイメージする髪型にできないこともあるので。
例えば、僕の書籍の表紙にもなってくれたななまるちゃんも、もともとはフォロワー数100人にも満たない鍵付きアカウントだったんです。当時は自分に自信がなくて変わりたい、という想いで足を運んでくれたのですが、わたるマジックで自信が持てるようになり、モデル事務所に入ったそうです。
ビジュアル面でいうと、自撮りが多すぎないアカウントの人の方がいいかもしれないですね。自分はこう!という確たるものがあると、いろいろなスタイルをしにくいので。イメージに合うモデルを見つけたらまずはそのアカウントのホームに行って、他の人がタグ付けをした写真を探します。そうすると、どんな雰囲気を持っている人なのか客観的にわかることが多いですね。
――前田さんはアイドルのお客さまも多いですが、何かきっかけがあったのでしょうか?
某アイドルの子がインスタで僕のことを知ってくれて、「この人に髪を切ってもらいたい」ってタグ付けしてくれたんですよ。それで「よかったら切らせてください」というDMを送ったら来店してくれて、何度か通ってもらううちに同じグループの子を紹介してくれた感じです。じきに指原莉乃さんの髪を担当したことがメディアを通して広まって、そのときは1日でフォロワーが4000人増えました。スマホが壊れたのかと思う反響でしたね(笑)。
――これから本格的にInstagramに取り組みたいと考えている美容師さんにメッセージをいただけますか。
有名店出身ではない僕がここまでやってこられたのは、Instagramがあったからだと思います。だから、売り方さえうまければ全国どこで美容師をやっていても活躍のチャンスはあると思います。
2~3年前よりフォロワーの数は増やしにくくなっているかもしれませんが、それでもお客さまに聞いてみると、他のSNSよりInstagramでヘアススタイルを見ている人は多い。
実は、2016年からは毎日どれくらいフォロワーが増減しているかメモしているんですよ。毎日朝起きた時につけているのですが、フォロワーが減っていっている時期の投稿を振り返って何が悪かったのか分析することもできたりして便利です。最初は仕事のためにやっていたのですが、毎日チェックするのは結構楽しいんですよ。
こういったちょっとした楽しみを見つけながら続けてみてほしいと思います。
- プロフィール
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1985年生まれ。千葉県出身。山野美容専門学校卒業。都内2店舗を経て2012年に「cache cache」を立ち上げる。「わたるマジック」は、書籍にもなり、現在は用賀店と表参道店を行ききしながら多くのメディアで活躍中。多くの女性に「#わたるマジック」をかけている。
Instagram:@cachetaro
Instagram:@wataru_magic
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