【永久保存版】髪型の歴史150年。美のプロなら知っておきたい明治・大正・昭和のヘアトレンド 

おかっぱ「モダンガール」へむけてのスタイル変遷 大正時代のヘアスタイル

 

大正初期、都心の先進的な女性の間では、明治終盤に出現した、「ひさし髪」が大流行していました。前髪と鬢(びん/側面の髪)を分けずに大きく膨らます「ひさし髪」は、大正に入るとあんこや飾りが大きくなり、簡単さを売りにする束髪に反して複雑化していました。

 

そこで登場したのが、「七三女優髷」という帝劇女優たちが始めた分け目のあるヘアスタイルです。前髪を七三や六四に分けて、すっきりとまとめたスタイルであんこなどを使わない分華やかさには欠けますが、軽く、楽に結うことができました。

 

追って大流行したのが、髪にウェーブをつけた「耳隠し」のスタイル。着物にも洋服にもどちらにも似合うスタイルが人気を呼び、昭和初期まで流行が続きました。「耳隠し」はウェディングなどのアレンジヘアとして、今でも人気は健在です。

 

どんどん大きくなる家のひさしのようなまとめ髪、後期はひさし部分が大きすぎてまとめたお団子部分が見えないことから別名「行方不明」とも。令和の大人気アニメにも出てきた「耳隠し」。

 

そして大正末期になると超先進的な女性たちの間で「断髪」が流行します。今でいうおかっぱやボブスタイルですが、当時はかなりセンセーショナルなヘアスタイル。時代を切り開くモダンガールたちは断髪に釣鐘帽子、膝下丈のワンピースなど最先端の装いで街を闊歩しました。

 

 

>サザエさんからバブルヘアまで 昭和のヘアスタイル

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