キーワードは「読む力」「アイディア提案」。OOO YY nicoが語る、世界で挑戦するために必要なもの
クリエイティブなスタイル提案を得意とする、OOO YY(オーオ シカシカ)。そこで、サロンワーカーでありながら、さまざまなクリエイターやアーティストのヘアメイク、さらには世界的ヘアメイクアーティスト 加茂氏のヘアメイクチームの一員としてパリコレでも活躍するnico(ニコ)さん。
今回は、パリコレの舞台裏や、美容師がヘアメイク活動をする上で必要なことを中心にお伺いしました。小柄で華奢な見た目とは裏腹に、背筋をしゃんと伸ばし、常に攻めの姿勢で挑戦し続けるnicoさんの想いを覗き見ることができました。
業界の第一線で活躍するnicoが美容師になったきっかけは“なんとなく”!?
-早速ですが、nicoさんが美容師になろうと思ったきっかけをお聞かせください
「昔は全然違うものになりたいと思っていました。だけど一方で、美容師になりたいな〜、美容の仕事好きかもな〜、とは漠然と頭にあって。高校生の進路を決めるときに、なんとなく美容師になろうと決めた感じです。
そのとき後押ししてくれたのは親でした。小学校1年生の頃から人に髪を切られるのが嫌だったみたいで、自分で髪を切ったり、家族の髪を切っていたりしたんです。そんなことをしていたからか『(美容師に)向いているんじゃない?』って」
-ヘアメイクもしたいなと思ったきっかけはなんだったのでしょうか?
「昔、美容師とヘアメイクって同じものだと思っていたんです。髪の毛を切って、ヘアメイクもして、って。違うものだったんですけど(笑)。その後、アシスタント時代についていた先輩がたまたまドラマや映画のヘアメイクもやっている方だったので、その現場にアシスタントとして連れていってもらっていたことがきっかけでした。そこからずっと美容師と並行してヘアメイク活動をしています」