遊びココロをくすぐるカラーを提案! ヘアカラー特化型サロンが実践する「ちょい冒険カラー」のすゝめ

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ヘアサロンにカラーリングを専門にするスタッフが登場して約20年。近年は、カラー剤の質も飛躍的に向上し、色のバリエーションも豊富になっています。さまざまな明るさや色を選べるのはもちろん、外国人風のカラーやデザインカラー、そしてあえてヘアカラーをしないという選択も。

 

誰もがヘアカラーを自由に選べる時代とはいえ、エッジの効いたヘアカラーデザインは、ブリーチが必要だったり、色出しやイメージのすり合わせが難しかったり、テクニック的に難しかったりとさまざまな理由から、サロンとして提案しにくい面も。そこで今回は、ヘアカラーデザインに定評があるサロンに緊急取材。ヘアカラーをどのようにお客さまに提案してきたのか、そして、ヘアカラーに力を入れることのメリットを伺ってきました。

 


 

カラーを楽しむ女性から圧倒的な支持を集める個性派サロン『Hair Salon NALU』

 

『Hair Salon NALU』とは

2001年、南青山にオープン。ファッションを着替えるようにヘアデザインやヘアカラーを楽しんでほしいというコンセプトで、オリジナリティ溢れるヘアデザイン、ヘアカラーを提案。シンガポール、マレーシアにも店舗を展開しており、国外からのお客さまも多い。2003年に表参道に移転。1Fはカフェ、地下はヘアサロンになっている。

 

教えてくれたのは、『Hair Salon NALU』ヘアスタイリスト 五味由理奈さん。笑顔を絶やさない明るい接客が人気。趣味は舞台鑑賞や博物館、個展などを巡ること。そこで得た刺激を、日々のサロンワークに生かしている。

 

 

ブリーチを使用したハイトーンのデザインカラーが人気

 

—NALUはバレイヤージュやオンブレカラーを使ったデザインカラーが人気ですが、ヘアカラーに力を入れるようになったきっかけを教えてください。

 

原宿・表参道・青山は、言わずと知れたヘアサロンの激戦区です。これからの10年、15年を表参道のサロンとして、そして美容師として生き残っていくためには、個々のカラーリングのスキルアップは必須だと感じたからです。

 

—実際に、ヘアカラーに力を入れるようになってから、サロンの売り上げや客層などには変化は見られたのでしょうか?

 

ヘアカラーに力を入れることで、ヘアカラーをもっと楽しみたいというお客さまが数多くご来店されるようになりました。そういったお客さまが求めるのは、ブリーチを使用したハイトーンのカラーやデザインカラー。ブリーチなどの施述が増えることで1プロセス分の客単価のアップにつながり、売り上げの向上にもつながりました。客層としては、今までよりも外国からのお客さまが増え、国籍も年齢層もより幅が広がったように思いますね。

 

—現在、お客さまのオーダーで多いのは、どのようなヘアカラーですか?

 

20代や30代の若い世代からは、ブルージュカラー、グレージュカラーといった明度は低いけど透明感のあるカラーが人気ですね。オンブレカラー、バレイヤージュといったグラデーションを入れた外国人っぽいデザインをオーダーされることが多いです。うちのサロンには外国のお客さまも多いのですが、日本人だとデザインカラーが2割、外国のお客さまだと8割がデザインカラーをオーダーします。

 

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—お客さまが髪色で迷っているときには、どのようにカラーリングを提案しているのでしょうか?

 

じっくりカウンセリングをした上で、そのお客さまの求めている一番のポイントを押さえつつ、『いつもと違う』カラーを提案するように心がけています。同じデザインカラーにしたいという要望でも、ハイトーンにしたいのか、ダークトーンがいいのか、ダメージを気にしているのか、色を重視しているのか、イメージはクールなのか、ナチュラルなのか……。お客さまの望む一番のポイントをしっかり見極めることが重要だと思います。

 

—例えば、ダークトーンにしたいけど、柔らかい質感に見せたい、ダメージが気になるけどハイトーンにしたいというオーダーにはどのようなカラーを提案されますか?

 

柔らかさや透明感を出したいなら、ダークトーンの場合でも、可能であればブリーチをした上から色をのせますね。もし、ブリーチをしたくないのであれば、ハイトーンなカラーに明度の低いダークカラーを混ぜたカラーを提案しています。また、ダメージを気にされている方には基本的にはハイトーンはオススメしていません。そういった方には、ハイライトやポイントカラーを使ったハイトーンカラーを提案するようにしています。

 

—ヘアカラーでできること、ヘアカラーにはどのような可能性があると思われますか?

 

私たちは、もっとファッションを着替えるように、自由にヘアカラーを楽しんでもらいたいと思っているんです。そうすることで、今まで以上に『個』を表現できるようになるのではないかと思っています。

 

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>ニーズに合わせたヘアカラー『ALIVE』

 

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