【ムラタサダヒロ&中村雄樹】インスタから探せ!センスと技術が秀逸な最新ヘアカラー写真10選
ムラタサダヒロさんは仙台市、中村雄樹さんはさいたま市大宮区。二人はそれぞれ、地方都市の繁盛店を取り仕切るサロンオーナーでありながら、積極的にデザインカラーを発信するクリエイターです。セミナー、書籍、取材と第一線で活躍する二人にとって、最新のヘアカラートレンドはどのように見えているのでしょうか。ここではインスタグラムで見つけたイチオシ作品をチョイスし、今季のカラートレンド、最新テクニックについて解説してもらいました。なお、今回掲載させていただく10名の方には事前にご承諾済みです。
中村雄樹セレクション<1> REDEAL 金子圭介さん @keisuke_redeal_1106
中村雄樹セレクション<2> Dimo& 服部大起さん @daiki_hattori
中村雄樹セレクション<3> ALBUM YAMATOさん @yamato_ike3
中村雄樹セレクション<4> SIGN 大牧弘昌さん @macky_hair
中村雄樹セレクション<5> ADITION いさなさん @__07hria
ムラタサダヒロ セレクション<1> iLe. 小林隼人さん @5884_8810
ムラタサダヒロ セレクション<2> three 内海陸さん @uciumi
ムラタサダヒロ セレクション<3> H / WAVY’S キジマケイさん @kijimakei
ムラタサダヒロ セレクション<4> SILLY ソエジマタクミさん @soejima_takumi
ムラタサダヒロ セレクション<5> H 武田響さん @kyo_hair
まずは中村さんの推しカラーからチェック!
中村:普段からインスタをよく見ています。きっとムラタさんも見られていると思うんですが、ムラタさんの審査のポイントも実は気になるとことです(笑)。どうぞよろしくお願いします。
ムラタ:ハイ、こちらこそよろしくお願いします。最近はカラーの上手な美容師さんが増えてきているので、美容師としてインスタパトロールはマストですよね。では中村くんのセレクト5選から見せてもらいましょうか?
中村雄樹セレクション<1>
REDEAL 金子圭介さん @keisuke_redeal_1106
中村:僕がチョイスした1点目は、うちのREDEALのスタッフ、KEISUKEの作品です。ずっとバレイヤージュのお客さまに入客していたんですけど、最近はハイライトにも力を入れているんです。この作品は単純に僕が、めちゃくちゃ上手すぎると思って。かなりレベルの高いハイライトだと思って選びました。
ムラタ:一瞬、服部さん(Dimo &服部大起さんのこと)かと見間違えるくらいですね!
中村:そうなんです。実際、来られたお客さまが希望するデザインとして、服部さんのインスタの写真を見せられるようです。服部さんのハイライトを再現するためにかなり研究していますよ。
ムラタ:ハイライトの入れ方も絶妙だと思います。細かく入れてはデザインとして出てきにくいし、 太く入れすずぎると下品になっちゃうし。そのバランスがいいですよね。服部さんのデザインの真髄をよくここまで再現できてるなーと思います。
中村雄樹セレクション<2>
Dimo& 服部大起さん @daiki_hattori
中村:実は次にセレクトしたのが、服部さんの作品なんですよ。
ムラタ:おお、本家!?(笑)
中村:本家(?)は、最近のハイライトは細かくなってきていますよね。個人的にこの顔まわりのハイライトのとり方がめちゃくちゃキレイだなと思って。すごいなと圧倒されました。
ムラタ:ハイライトからバレイヤージュに寄せてきてますよね。お客さまの年齢層も上がってきているんですかね。
中村:あと撮影しているロケーションがいいんでしょうね。お店の前で撮影しているんだと思うんですけど、ちょうど日陰になっていますから。すごくツヤが出ています。サロンの物件選びからして服部さんはセンスがあるなと思いました。
実は僕、実際に服部さんのセミナーを受講したことがあるんですけど、ベースをイルミナカラー8トーン位で塗っているんですよね。なので、薬剤のよさでも表現しているんだなと思いました。8トーンのイルミナカラーって、外国人の地毛っぽくなるんですよね。ワンブリーチして色を重ねたような、透けたブラウンのような感じ。だから服部さんのカラーって、ハイライトだけが服部さんなのではなく、ちょっと透けた感じのベースも服部さんならではなんだと納得できた瞬間でした。
ムラタ:服部さんと言ったら、デザインカラーの巨匠ですからね。この話をし始めると熱くなっちゃいそうなんですけど…。服部さんは昔からデザインカラーを発信して、今も最前線から発信しているじゃないですか。その一方で、デザインカラーをやってきた人が、今、ワンメイクカラーに流れつつあって。その理由としては残留が残るし、過剰な履歴を残したくないと。僕としてはデザインカラーを楽しむ気持ちがなくなりそうで、少し残念だなと思うんですよ。だから、今もデザインカラーでグイグイと引っ張ってくれている服部さんは、大事な存在だなと思っています。
とにかく日本のハイライトは服部さん!と言っても過言ではないくらい上手いですよね。