「常識がない!」と思われている? 新人美容師の間違い敬語集

あなたは大丈夫? 「うっかり」発言の間違い敬語一覧

 

NG:いただいたお菓子、召し上がりました
OK:お菓子、おいしくいただきました。ありがとうございました!

 

いただいたお菓子について、お客さまにお礼を伝えるとき、「召し上がりましたか?」と聞かれた言葉をそのまま使って返答すると失笑されてしまうかも。「召し上がる」は目上の人に使う「食べる」の尊敬語です。自分の行動に尊敬の意を表すのは間違いなので注意しましょう。

 

NG:◯◯さんのせいで、シャンプーなくなりました!
OK:いつもお買い上げありがとうございます。おかげさまで、シャンプーは売り切れになりました。


「〜せい」は、自分もしくは相手にミスがあったときに使う言葉。うっかり会話につけてしまうと、伝えたいことと真逆の意味になってしまうかもしれません。この場合は感謝を表しながら、「おかげさまで」を使うのがベスト。

 

NG:お名前、もう一度頂戴してもよろしいですか
OK:申し訳ございません。お名前をお聞かせいただけますか?

 

一見、間違いがなさそうにみえるこちらの敬語もNG。「頂戴する」は「もらう」を丁寧にした謙譲語です。「頂戴する」を「もらう」に直すと「名前をもらってもいいですか」になってしまいます。名前は人にもらったり、あげたりするもものではありません。さらに言うと、受付でお客さまの名前を何度も聞くのは失礼に思う方もいます。名前を忘れたときは、一度予約票で名前を確認するなど、二度も聞かないで済む方法を確保しておきましょう!

 

NG:なるほど~。参考になりました!
OK:勉強になりました!ありがとうございます。

 

「参考になった」というのはアドバイスしてくれた人を評価することになりかねません。目上の人に使うのはとても失礼です。先輩やオーナーから指導を受けたときは「勉強になりました」など、アドバイスを受けて学ぶことができた気持ちを伝えること。「参考になりました」ではせっかくのアドバイスも「なんだ、参考ぐらいにしかならなかったのか」と相手をがっかりさせてしまうかもしれません。

 

心がけていても実は過剰な敬語になっていたり、伝えたいことと真逆の意味になっていたり。緊張すると、そういう間違いは起こりやすいですよね。でも、安心してください。一生懸命さが伝われば、おおよそのことは許してもらえるものです。社会経験を積みながら、社会人として、正しい敬語でお客さまや先輩とコミュニケーションをとれるスキルを身につけましょう!

 

(イラスト/海老佐和子)

 

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