ACQUA aoyama(アクア青山)-金子真由美-が直伝! 簡単&可愛いヘアアレンジレッスン
小顔効果バツグン! -カンタンで女子力もあがるヘアアレンジ-
ハーフアップに代わる新たなダウンスタイル
-ヘアアレンジのコンセプトはどういったものですか?
小顔効果を出すために、ひし形のシルエットを取り入れたダウンスタイルです。トップと耳の横にボリュームを出し、ハチを抑えて、Vの字のように毛先を締めると、顔の形が一番綺麗に見える菱形のシルエットになります。基本的には顔の形に合わせてボリュームの量を調整すればどんな顔の形でも合うスタイルですね。
アップスタイルよりもカジュアルですが、普段はもちろん、結婚式の後のパーティーなど少しフォーマルな場でも向いているかと思います。パーティーでダウンスタイルというと、ハーフアップのイメージを持つ方がとても多いと思うのですが、ここ数年の『ラプンツェル』や『アナ雪』の影響があるのか、今回のような編み込んだダウンスタイルのオーダーが増えています。『フォーマルな場所ではアップじゃないといけない』という概念がなくなってきて、ダウンスタイルで行ける場所が増えてきているのではないかなと感じます。
<ヘアアレンジ5ステップ>
Step.1 ストレートアイロンで波ウェーブをつける
髪をツヤっぽく仕上げるために、まずストレートアイロンで両サイドの髪に波ウェーブをつけます。このとき、髪質を変えるためにストレートアイロンを使っているのと、ストレートアイロンでゆったりと大きいウェーブをつけ、可愛さを出すのがポイントです。同じ場所に熱を与え過ぎると髪が火傷してしまうので、動かしながらアイロンをあてていきます。今日はオーバーセクションにもウェーブをつけていきます。
ウェーブをつけ終えたら、表面に軽くツヤ出しスプレーを振ります。
Step.2 両サイドを残し、三つ編みを3本作る
波ウェーブをつけた両サイドの髪を残したまま髪をハーフアップにし、まずハーフアップにした部分で三つ編みを作ります。このときトップの髪の毛をつまんで出しながら編んでいくと、綺麗にボリュームが出せると思います。次にハーフアップの下部に残った髪を左右に分け、それぞれ三つ編みをします。それぞれ毛先を少し残すように編んでおきましょう。
Step.3 3本の三つ編みを一つに編んでいく
3本の三つ編み同士をさらに編んで、1本の三つ編みを作ります。この時点で小顔効果につながるVのシルエットを作っていくために、トップの髪をつまみ出しながらボリュームをつけて、調節をしていきます。
Step.4 両サイドをロープ編みにして三つ編みに入れ籠む
両サイドに残してあった髪をそれぞれねじりながらロープ編みしていきます。三つ編みは横に広がるので立体感に欠けるのですが、ロープ編みは横にも手前にも飛び出せるので、立体感が生まれるんです。
ひし形シルエットに欠かせない耳横のシルエットも、ロープ編みをつまみ出しながらここで調節します。
左右のロープ編みを一つにまとめ、さきほど1本にまとめた三つ編みの編み目の中に入れます。そして三つ編みと合わせてゴムでひとまとめにします。
Step.5 毛先に波ウェーブをかけ、ボリュームを最終調整
編まずに残しておいた三つ編みの毛先に再び波ウェーブをかけていくのですが、サイドにあてたときと異なり、横に波打つようにアイロンをあてます。次にゴムを隠すため、毛先の髪を巻き付けピンで留め、隠します。最後に、トップのボリュームを微調整します。
このときのポイントは髪をつまんでピンで留めておくことです。ピンを使うと指でつまみ出している感じが出せるので、やりすぎて盛ったように見えるのを防ぐことができます。ここで前からのバランスを見ながら自分の作りたいシルエットに合わせて最終調整をして、完成です。
<FRONT>
<SIDE>
<BACK>
<ヘアアレンジを上手く仕上げる3つのコツ>
1. ひし形のシルエットを作る
同じスタイルを作っても、シルエット次第で可愛く見えるか、そうでないかが変わってきます。ひし形のシルエットを綺麗に作ることが必須です
2.髪にツヤ感を出す
ルーズなヘアアレンジってボサボサなスタイルと紙一重で、自分でやっているとルーズというよりただ乱れて見えることがあると思います。ルーズに作りながらも、きちんと髪にツヤ感を出すことで、狙ってルーズに仕上げていることがわかりやすくなります
3.スタイリング剤に頼らない
ヘアアレンジをしているとスタイリング剤について何を使っているかなど聞かれることが多いのですが、スタイリング剤は必要以上につけると重くなって、ふんわりした質感じゃなくなるのでほとんど使わず、ツヤ出しスプレーで留めています。その代わり、髪型が崩れず一日持つようにゴムやピンで留めながら、ベースをしっかり作るのがポイントです