ロンドンから逆輸入されたカルチャー発信型サロン「HACO+」 独創的なデザインを生み出すアーティストたちの頭の中をのぞいてみた!
HACO+はアーティストの個性を全肯定
編集部:ヘアメイクアップアーティストとして世界で活躍していたTeiji Utsumiさんがオーナーですが、Teijiさんからデザインについて何かフィードバックをもらうこともありますか?
Sayu:デザインに関してはいいね、どんどんやっちゃおうっていう感じです。そこに関しては全肯定で後押ししてくれます。ただ、行動面で間違ったことをすると「それは違うんじゃない」とフィードバックされますね。
Rena:ホスピタリティの面ですね。とくに掃除に関しては厳しいです。
GIN:床に落ちたカラー剤をみんなで削り取ったりしましたね。これだけみんなカラーをするのに床すごいキレイでしょ?(笑)
Rena:あとは、意外に思われるかもしれないですが、HACO+はレッスンに力を入れています。私とKaitoがアシスタントに教えているんですが、やっぱりベーシックができていないと、デザインの質が上がらないし、頭の中にあるイメージを再現できないんですよ。だからそこはしっかりやりましょう、と。Teijiさんの知り合いのアーティストがお店にきて、ヘアメイクの講習をしてくださったりもします。
Kaito:HACO+は周りからどう見られているかわからないですけれど、学び続けることを大事にしているサロンなんですよ。
編集部:お客さまはどんな方が多いですか。
Sayu:本当にいろんなお客さまがいるんですけれど、入ってきたら大体誰のお客さまかわかります。このギャルのお客さまはGINの顧客さまだろうな、とか。私もギャルのお客さまが多いんですけれど、好きな音楽や映画が同じで、好みが似ているから新規の方でもすぐ私のお客さまだとわかるし、GINのお客さまとはまたちょっと違うんですよね。GINのお客さまはわりとY2Kっぽいと思う。
GIN:そうかもしれないです。僕のデザインが好きな人がきてくれているので。
Rena:さきほども話しましたが、私にはダンサーのお客さまがたくさんいます。あとは看護師の方も服飾学校の学生の方もいるし、とにかく幅広いです。その分どんなスタイルにも応えられる技術を磨くことはいつも心がけています。
Kaito:僕には一言では表せないくらい、いろんなお客さまがいます。ファッション好きもいるし、サブカル好きもいるし。でも、めっちゃいろんなお客さまが来てくれたほうが楽しくないですか?