ロンドンから逆輸入されたカルチャー発信型サロン「HACO+」 独創的なデザインを生み出すアーティストたちの頭の中をのぞいてみた!

作品撮影のために秋葉原の電気街に買い出し!?

 

 

編集部:影響を受けているカルチャーはありますか?

 

Kaito:アニメも好きだし、ファッションも好きだし、ロックも聞くし、テクノも聞くし…何か一つに決めず、好きなものを何でも吸収しています。

 

Rena:私も結構ミーハーで、好きなものが無限にあります。ファッションもアニメも音楽も好きですね。ダンサーのお客さまがたくさんいるので、もしかすると、なにか共鳴する感覚があるのかも…?私自身はダンスしないんですけど。

 

Sayu:映画がデザインソースになることが多々あります。そのせいかお客さまも映画好きが多くて。映画の俳優にたとえて、たとえば「ティモシー・シャラメの地毛みたいな感じね」という感じでデザインの共有をすることもあるんですよ。

 

 

GIN:この間ヘッドフォンのヘアアクセサリーをつくるとき、その素材を秋葉原まで買いに行ったんですよ。いろんな電子機器の部品やガンダムのプラモデルなどの素材から、自分の手でつくっています。だから、ヘッドフォンの写真をみて、ガンダム好きの人から「これはあのガンダムのパーツですよね」みたいなDMがくるんですよ。

 

近未来を感じる異素材を使ったヘッドフォン

 

異素材をつかって表現したいのはY3K(3000年代)の世界観です。Y2Kの次はY3Kと言われているんですけれど、近未来の雰囲気を感じられるデザインを強く意識しています。

 

普通のInstagramじゃつまらない!

 

 

編集部:みなさんのInstagramでの発信もとてもユニークです。

 

Kaito:ヘアデザインはもちろんつくるんですけれど、ヘアピースやスカルプチャーなど、ヘアデザイン以外の創作も結構楽しんでやっています。

 

ときには、音楽を聴きながら、無心で手が動くままになにかをつくる。スカルプチャーをつくったときは、いろんなものを削ぎ落した先に何かあると感じて、自然と涙が出ました。僕は美容師という枠組みにおさまりたくないんですよ。美容師を超えたいと思っています。

 

Kaitoさんが夜中手を動かし続けていたら出来上がったというオブジェ

 

GIN:僕は面白いことをやっている人だと思わせたい人間なんです。HACO+にいると、Kaitoさんをはじめ、型破りなことをやっている人がいるから「そこまで自由にやっていいんだ」と思えるんですよね。だから、ヘアだけに留まらず、自由に表現させてもらっています。

 

 

Kaito:みんなお互いに肯定し合っているよね。僕は否定からは何も生まれないし、アドバイスも、言う側のエゴが込められていると思う。結局、人は自分と向き合う中でしか成長しない。だから、お互いをリスペクトしています。

 

 

Sayu:Haco+は、さまざまなルーツを持つカルチャーのルツボ。こっちでギャルのヘアをつくっていて、隣ではクリエイティブなデザインカラーをつくっているというのも日常です。

 

それこそ、GINのSNSマーケティングは本当にすごくて、私が見えてない何かが見えているんだろうなと思っています。どうしたらバズるかが見えてるらしいんですよ。

 

GIN:僕はSNSって椅子とりゲームだと思っていて。まだ誰も座っていない椅子をとりに行きます。さっき紹介したヘアアクセサリーの作品のように、ヘアスタイル+αでこれまでにないものを出すとバズるんです。

 

Rena:みんなお互いの作品に、それいいよねと褒め合っています。今お店のメンバーは16人くらいいるんですけれど、それぞれ個性的な発信をしていて刺激があります。

 

 

>HACO+はアーティストの個性を全肯定

 

Related Contents 関連コンテンツ

Guidance 転職ガイド

Ranking ランキング