ぬいぐるみや般若の面、船の模型など、盛り髪はいつも刺激的! 盛り髪師GLITZ マチャコさんが作るヘアとは?
横浜の美容室「GLITZ(グリッツ)」に勤める美容師、マチャコさんのインスタグラムには、女子高生の「#体育祭ヘア」や「#成人式ヘア」のタグとともに盛りに盛られたヘアスタイルが多数投稿されています。
「盛り髪」と言うと、キャバクラ嬢など水商売の世界で働く人のヘアスタイルというイメージがありましたが、近年では10代の女性にも広まっているそう。
そこで今回は“盛り髪師”としてテレビ出演まで果たしたマチャコさんの意外な経歴から、時代とともに変化する盛り髪についてうかがいました。
高校時代はブレイズで登校。最初から美容師を目指していたわけじゃなかった
私、高校生のときからダンスをしていて、ダンサーとして活躍したいと思っていたんです。なので、最初は美容師になろうとは思っていなかったんです。
ただ、ヘアは高校生のころからよく編んでいました。映画『天使にラブソングを2』に出演していた歌手のローリン・ヒルに憧れて、ブレイズで通学していたんです。最初は知り合いに編んでもらったのですが、時間もお金もかかってしまうので、その人の手つきを観察し、真似してみたら意外とできたんです。それからは、ダンス仲間の髪をずっと編んでいたので、コーンロウやブレイズに関しては自然と技術が身につきました。
東京へきたのは19歳のときです。本当は高校を卒業したらすぐにでも上京したかったのですが、親が学校の先生で厳しくて「就職しないと上京は許さない」と言われてしまったため、エステティックの専門学校に1年間通い、渋谷のエステサロンに就職をしました。
ところが就職したエステサロンは、環境や待遇があまりよくなく、2年ほど勤めたのち辞めてアルバイト先を探していました。そのときに見つけたのが、うちの会社が経営している原宿にあるウィッグ&エクステ専門店の「ALES SHOP(アレスショップ)」でした。
それからしばらくは「ALES SHOP」で5年間販売員をしながら、ダンサーとして活動していました。
>コーンロウやブレイズを編めたことで「美容師」に興味を持ちはじめる。