【似合わせカウンセリング】顧客満足度を最大化する“GIFT式カウンセリング”とは?積大輔が伝える美容師の本質と秀逸のカウンセリングで売上爆増美容師が続出中
期待値以上の満足度で感動を与える「GIFT式カウンセリング」
――女性客の心をがっちり掴んで、店舗も増えていますね。現在、美容室3店舗、エステサロン7店舗ですか。
美容室は表参道エリアに3店舗。エステサロンは7店舗で、1店舗は大阪・心斎橋に出店しています。エステサロンは、より美意識の高いお客さまのニーズに応えるために出店となりました。運営はエステの現場スタッフに任せているのですが、僕のお客さまから社員になったというスタッフが何人もいます。おかげさまで集客が順調で、店舗も増えていって。僕はリクルートと人材育成、マネジメントを担当しています。僕が目指す”期待値以上の満足度で感動を提供する”という技術と接客、カウンセリングは、エステも美容室も変わらないんですよね。
――カウンセリングの著書も注目されていますね。
そうなんです。独自のカウンセリングを言語化して、理論化した本を作りました。僕はSNSでバズることを目指していませんし、集客サイトも上のランクで契約しなくていいと思っているんですね。GIFT式カウンセリングを習得すれば、美容師歴やエリア、打ち出すジャンルなど関係なく、継続的にお客さまから選ばれる美容師になることができます。その方法をお伝えしている本です。
独立してから、うちの幹部スタイリスト・大沼圭吾(@onumakeigo)と共に、セミナーで全国を回っています。彼はもともと僕のセミナーを受けて、想いに共感して「弟子入りさせてください」という風に言ってくれて、入社しました。僕はパソコンなどのIT系が苦手なので、スライド資料など全面的に作ってくれて本当に助かっていて。セミナーをしていると広告をうったことが一切なかったんですが、紹介が紹介を呼び、ありがたいことに途切れることなくオファーをいただいています。今は、大手サロンの教育にも入っているんですよ。
――最後に、今後のビジョンを教えてください。
僕は20代の頃、自分のめざす美容師像に突き進んで、一番になることに正義を感じて取り組んでいたんですね。でも、それを実現し、実際に見た景色にそこまでの感動がなかったんですよ。なので、僕はGIFTを日本一の企業にしたいという気持ちなども一切なくて、ただただ来てくださるお客さまに喜んでもらえるサロンを作り、それを少しだけ広げていきたい、というイメージです。店舗のスケールは考えていません。これからは”プライベートサロン”という形で、よりお客さまへの技術と接客サービスなどの満足度を高められるような、規模の小さいサロンを作ろうかなと思っています。
そして、セミナーは続けていく予定です。僕の技術すべてを使って、求めてくださる方の力になりたいので、どこでも行きますよ。アジアで日本のホスピタリティと技術を教えたいと思っているので、海外でのセミナーも視野に入れています。とにかく現状維持が好きではないので、常に新しいことに挑戦していきたいですね。

- プロフィール
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積 大輔(せきだいすけ)/『GIFT』『RIN HAIR』『RIN FACE』代表
1987年、兵庫県生まれ。ヘアラルト阪神理容美容専門学校卒業後、ブランドサロンに入社。神戸・大阪で5年勤務したのち、銀座店オープンを機に上京。4年後、全国売上1位を誇るサロンに転職し、すぐに実績を上げて幹部マネージャーに昇格。社内の成績ランキング不動の1位に就く。その後、1店舗を経て2021年、表参道に『GIFT』をオープン。現在は美容室3店舗、エステサロン7店舗を首都圏と大阪で展開。売上は、2人同時施術で月指名売上500万円。セミナー活動や大手サロンの教育業務にも尽力中。著書に「選ばれ続ける美容師の似合わせカウンセリング」(髪書房)がある。
Instagram:@sekispecial_hair
(文/織田みゆき 撮影/宮崎洋)