Z世代のスター発掘! 美容師1年目でいきなりヘアコンテスト AREACIRCUIT 全国3位! GARTEのLEONが語るZ世代美容師の勝ち方
美しいデザインには、確固たる裏付けがある
コンテストで経験したことは、サロンワークでも生かされています。たとえば、髪の毛の長さが生み出す印象の違い。前髪のレングスが目ギリギリだとクールに見えるけれど、1cm短くなるとかわいさが出ます。
髪で肌を隠すとクールな印象になるとか、反対に短くすると女性らしい印象を出しやすいなど、コンテストを通じて学んだことが、サロンワークでも使えます。お客さまにも、「なぜこのデザインにするのか」を分かりやすく伝えられるようになりました。
現在はJr.スタイリストとしてマンツーマン営業をしています。集客はInstagramと渋谷でのモデハン、美容学生を交えた交流会イベントなどです。紹介が紹介を呼ぶような感じで、少しずつお客さまを増やしています。
業界的にもスポットされやすい高難易度のハイトーンカラーやクリエイティブなデザイン系のヘアスタイルで勝負したいと思っています。
デザインに関しては「人間工学」を意識しています。たとえば、骨格矯正カットは、人間の目の見え方を踏まえた上で、目をひくところ、隠すところのメリハリをつくります。分かりやすくいうと、顎のラインにして頬骨を見えにくくするなどですね。色の使い方も同じです。白などの膨張色、黒などの収縮色をどう使うかによって、印象は変わります。そうした裏付けをもとにして、お客さまに信頼される提案をしていきたいです。
美容師の本質である「売上」にはこだわり抜きたい
Instagramも毎日コツコツ継続しています。やはりフォロワーを増やし、バズらせることによってお客さまを増やすことが理想。SNSセミナーなどにも参加して、そこで習ったやり方を実践しています。具体的には反響のよかったリールを繰り返し投稿していくこと。ちょうど1カ月前にワインディングのリールがバズってフォロワーが7000人から数週間で1万人を超えました。
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学生さんを中心にバズったワインディングのリール
1年目の頃から美容学生へ発信、セミナー、コンテスト開催とアプローチしていることもあり、学生の向けのコンテンツとしてワインディングやカットノウハウの動画をアップし始めました。そうすることによって、繰り返し見てくれる学生が増えて、Instagramのアルゴリズムでも人気コンテンツとして判断され、オススメにも乗りやすくなる。その成果を少しずつ実感しているところですね。これからもコンテストに積極的に出場しますが、美容師は売上が本質だと思います。スタイリストデビューして売上をつくり、Instagramで影響力を高めていくことが理想です。
スタイリストデビューは2024年3月を目標にしています。次の新卒の子たちが入るころには、デビューしている状態にしたいので頑張ります!
- プロフィール
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GARTE/Jr.stylist
LEON
徳島県出身。徳島県立中央テクノスクール卒業後、新卒でGARTEに入社。1年目から株式会社ガモウ主催のヘアコンテスト AREACIRCUIT に出場し、横浜大会3位、全国大会3位という偉業を達成。現在はJr.stylistとして活躍中。「人間工学に基づいた"𝐃𝐞𝐬𝐢𝐠𝐧"」「頭皮が痛くならないちぎれないブリーチテク」「持続可能な"𝐒𝐭𝐲𝐥𝐞"と"𝐂𝐨𝐥𝐨𝐫"」をウリにしている。
Instagram:@garte_vleon
(文/外山武史 撮影/菊池麻美)