Z世代のスター発掘! 美容師1年目でいきなりヘアコンテスト AREACIRCUIT 全国3位! GARTEのLEONが語るZ世代美容師の勝ち方

第一志望のGARTEにあえて訪問しなかった理由

 

 

ちなみに、僕の姉がGARTEのお客さんで、技術や接客のレベルの高さは知っていたし、あえての逆張りで、面接まで訪問しませんでした。また、同時期に面接を受ける人たちが、派手髪系の寒色系の髪で臨むことが多いと予想し、あえて赤髪で行きました。そのほうが絶対に目立つし、印象に残ると思ったからです。相手に求められることを察知することや、自分の強みややりたいことを言語化することは得意だったので、面接には自信がありました。

 

 

入社後、1年目の8月には株式会社ガモウ主催のヘアコンテスト AREACIRCUIT に出場。神奈川大会で3位(サロン内で競合しないよう神奈川での出場)、全国ファイナルでは3位をとりました。1年目で全国ファイナル入賞は、僕が初めてらしいです。出場者の平均年齢が33歳、出場者約900人のなかで、3位になれたわけですが、何がよかったのか消化しきれない自分がいました。

 

ただ一つ言えるのは、学んだ環境が最高によかったということ。日本トップクラスの人たちに囲まれているから、技術の基準が高かったのだと思います。日本一を目指すには、日本一の人に習うのが近道です。

 

これができたらコンテストは勝ち確

 

 

またこれは学生時代から取り組んでいることですが、「言語化」する習慣も結果につながっていると思います。具体的には、AREACIRCUIT で得られるメリットをどんどん書き出していました。「取材依頼がくる」「賞金がもらえる」「美容師としての価値が上がる」とか、思いつくことを全て書くんです。すると、何のために練習するのか明確になるし、モチベーションも質も上がる。言語化することによって行動が変わるんですよ。

 

言語化の習慣は、美容専門学校生にもオススメです。自分は何をしているときが楽しいのか書き出してみてください。たとえば、「人と話しているとき」「練習しているとき」「新しいことに挑戦しているとき」などいろいろあると思います。それを言語化することで、自己認識が深まって「じゃあ、これをやろう」と一歩踏み出すことができる。さらに、自分のマインドが安定し、クリエイションにも生きてくる。そんなふうに思いますね。

 

 

コンテストで結果を出すことに絞って考えると、「審査員目線に立つ」ことが大事だと思っています。さまざまなテーマが与えられますが、その捉え方は一つではないので、ある意味正解はないものだと感じています。結局は審査員がよいと思わないと選ばれません。だから、審査員の好みを含めて考えたほうがいいと思っています。なので、審査員が過去にどんな作品を作っているのか、見本で作ったスタイルがどんなものなのかなど、よく分析しておくことが重要です。

 

コンテストでは難しいテーマを与えられることもありますが、自分の理解できる言葉に分類すれば大丈夫。そのテーマに沿った人物像はカッコいいのか、女性的なのか。それに基づいてスタイルはタイトなのかエアリーなのか。個性的か、シンプルか。そのくらいにブレイクダウンしていくと、テーマにあったスタイルをつくることは、そんなに難しくない。しっかりした技術がある前提で、コンテストのテーマと、審査員の好みにあったものを出せたら勝ち確なんじゃないかと。そんなふうに考えています。

 

 

>美しいデザインには、確固たる裏付けがある

 

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