デビュー初月で450万円! GARDENのニュースターamiさんは、努力を決して外に出さない負けず嫌いガール!?
頑張りを知られたくない!? 周りのスタッフに隠れてインスタ用の撮影に励んだ日々
いざSNSを本格的に始めてみたら、反響が大きかったのはヘアアレンジと自撮りでした。それまではモデルさんの写真ばかり載せていたのですが、あるとき、帰省したときに撮った自分の写真をアップしたら、すごく反応がよかったんです。「これが求められているのかな?」と、それからは2回に1回は自分に関する発信をするようになりました。
個人的にも、スタイル写真ばかりが載っている“the・美容師”という感じのインスタはあまり好みではなかったので、この方向に舵を切ることができたのは幸いでしたね。注意したのは、ヘアアレンジで爆発的にバズらせないこと。ヘアアレンジは海外の方に注目されやすいのですが、それだとどうしても集客には繋がりにくいんですよね。なので、ヘアアレンジを投稿するときは、BGMも日本のものにしたり、日本の顧客層に届くような工夫をしていました。
その一方、私のSNSへの取り組み方は少し特殊だったのかなと思います。先輩に相談しながら意見を取り入れて発信する人もいる一方で、私は頑張っていることを誰にも知られたくなくて、一人で隠れて素材を集めていたんですよ。
例えば、セルフアレンジを載せるために4日分の服を持って誰よりも早くサロンに出勤して、1日分ずつ着替えてアレンジを撮影していました。そして、撮影が終わったら一旦カフェに行って、どこかに服を隠して何食わぬ顔でみんなと一緒の時間に出社する…というような生活を続けていたんです。たまに服をいっぱい持ち込んでいるところを見られて、「作撮り用の衣装です」とごまかすこともありましたね(笑)。頑張っているのに結果が出ていない、と思われるのがとにかく嫌だったんですよ。毎朝6時に家を出て撮影していましたが、不思議と苦痛じゃなかったし、むしろ楽しいくらいでした。
その頃には、打ち出すスタイルもボブに定めるようになりました。当時はタンバルモリのような丸みのあるボブが流行っていたんですよね。ただ、丸みのあるボブはかわいらしい反面、幼く見えがち。今の顧客層もそうなのですが、私のところにモデルさんとして来ていただいていたお客さまは30〜50代の方が多かったんです。大人世代の女性に悩みを聞くと、みなさん「かわいらしいボブではなく、大人っぽいおしゃれなボブにしたい」と話してくださって。流行りの丸みボブではなく顎の少し上のラインでパツッと切ったボブを提案するようにしたら、それがすごく受け入れてもらえたんですよね。今も打ち出しているボブスタイルは、お客さまと一緒に生み出したものなんです。