「今が一番自分らしい!」おしゃれ美容師のファッションヒストリー対談

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-若い時だからトライできるアイテムがあると思いますが、大人だからこそトライできるアイテムもあると思います。

大人になってから愛用しているメイクアップアイテムをお伺いさせてください。

 

SAKURA:私はリップがないともう無理! 20代の頃はチークの方が顔まわり明るく見えると思ってたんですけど、30代になってからリップがないと疲れて見えてしまって…。

 

本多:私も今日はリップ持ってきたよ!

 

SAKURA:ファッションによって色を変えてて、カジュアルなファッションの時はブラウン、フェミニンな格好の時はナチュラルなピンクベージュと使い分けています。気合い入れる時はリップブラシで丁寧に塗ったりすることもあります。

 

本多:私は曜日によって使い分けていて、シャネルの赤はすごく鮮やかで、体調次第では逆に肌がくすんで見えてしまうので、週の初めに使うことが多いです。週末にかけて肌なじみのいいオレンジにしていくことが多いですね。

 

SAKURA:その使い分け、すごい分かる〜!(笑)

 

本多:最近は疲れて見せないことが課題だよね(笑)。

あとは、カラーマスカラ。20代の頃に使うと安っぽく見えていたけど、この年になると、ちょうどいいさじ加減がわかってきて、ポイントで使うようになりました。

 

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SAKURAさん愛用のリップ。 「NARSの色と肌なじみがよくって。この4本は必ず持ち歩いています」

 

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本多さん愛用のコスメ。 「手前のオレンジがよく使います。カラーマスカラはクーピーから出しているマスカラが発色が良くて愛用中。プチプラコスメもよくチェックしちゃいます」

 

-では、続いてファッションの質問も。

マイ定番アイテムと、一生モノアイテムをお伺いさせてください。

 

本多:私の定番はコンバースのチャックテイラー。色違いで何足も持っていて、デニムで合わせるのが大好きです。デニムも古着屋でいつも探しています。

 

一生モノはチャーチのシューズ! 革もいいし、自分の足にフィットしていくのもたまらないです。この靴は休ませながら大事に長く履きたいと思っています。

 

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SAKURA:私の定番はなんだかんだのボーダー。ボーダーをいかに新鮮に見えるように着れるかは常に考えています。着ていない月はないかも。

 

一生モノは古着屋さんで見つけたバッグ。もう出合えないモノなので、

ダメにならないように大事に使っています。

 

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ブランドのアイテムも手に入れたら嬉しいけど、でも古着とかで自分の好みにドンピシャなものを見つけた時の喜びの方が大きいですね。

 

本多:そうだね。私は20代の頃のほうが伊勢丹とか、百貨店によく行っていたけど、自分の好みのアイテムを選ぶ楽しみは古着の方がありますね。トレンドアイテムももちろん楽しいけど。

 

SAKURA:やっぱり自分の好みで見つけた服はずっと着れるよね。数年クローゼットに寝かせても、時が経つとまた発掘してきたりすることも多いです。

 

-今、30代になってみて洋服で気をつけていることはありますか?

 

SAKURA:気をつけていることはほとんどなくって。今が一番好きな洋服を着てますね。いい意味で見られ方を気にしなくなってきたのかも。

でも私はやっぱりお店の空間の中にいる私。ということは意識していますね。

明るいカラフルな格好をしてるとお客さまも喜んでくれるし、ツッコんでくれたり、コミュニケーションの一部にもなっています。

 

本多:私もサロンの照明の中にいる自分を想像します。サロンにいる自分という意識を外さないように、トータルでバランスよく見えるスタイルを心がけていますね。30代になってから、今が一番自分らしい格好になってきてます。

 

 

ふたりのおしゃれな女性美容師のファッションヒストリーはいかがでしたか? 基本的な部分は変わらないということでしたが、スタイリストになる節目でファッションへの意識が変わったり背伸びをしていたとお話していました。

しかし、今が一番おしゃれを楽しめているのは、本当に好きなテイストを見つけられたからというところも共有しています。

もしおしゃれの壁に阻まれている女性美容師さんがいたら、自分の好きなものをとことん見つめてお買い物へ行ってみては? トレンドだけではない、自分らしさが見つかるかもしれませんよ!

 

プロフィール
Dab omotesando TOP STYLIST 本多美菜

2005年DaB入社 後、2009年スタイリストデビュー。カット、パーマが得意で、一人一人の雰囲気に合わせたスタイル作りが得意。センスの良さに定評があり、モデルやおしゃれな女性から圧倒的支持を受ける。

 

プロフィール
Cocoon ディレクター SAKURA(さくら)

都内1店舗を経て、Cocconのオープニングスタッフとして参加。
ナチュラルなモード感のあるスタイルが得意。ご自身の着こなしやアレンジも評判が高く、雑誌などにもたびたび登場。この春に自身がディレクションするスタイリング剤も発売される。

 

(取材・文・撮影/高橋 優璃)

 

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