「静岡で子育て・東京で働く」”出稼ぎ”ママ美容師という働き方|「HOULe」erikoさんにインタビュー

美容師として働くことで自分を輝かせることができる

 

enkyori_02

 

出産や育児を経験してから、お客さまへの接し方など、何か変化はありましたか?

 

お子さんがいらっしゃる方やご年配の方への接し方は、変わってきました。たとえば、「早く子どもを迎えに行きたい」と急いでいるお客さまがいらしたとき、もちろん急いで対応はするんですが、以前は気持ちの面で寄り添うことができていませんでした。今は自分が親になったので、同じ気持ちを共有できます。

 

同年代の方だけでなく、年配のお客さまとも親として同じ立場で会話ができるようになりました。「息子が就職して一人暮らしを始めた」なんて聞くと、知らぬ間に同じ親の目線になっていて「心配ですよね」と心から思えるんです。極端に意識しているわけではないんですが、そういった心の変化は自分でもおもしろいなと思います。

 

enkyori_07

 

erikoさんのような働き方を、他のママさん美容師にも勧めたいと思われますか?

 

自分のやりたいことがある方だったら、選択肢としてはアリだと思います。娘に寂しい思いをさせているかな、という心配があったんですが、もし仕事を辞めて育児に専念したら、私は子どもに集中しすぎて、バランスを崩してしまう気がして。

 

だったら周囲に頼りながらやりたいことを続けて、子どもと一緒にいるときはとことん遊ぶ、でも離れているときは仕事に集中するというスタイルのほうが、バランスが保てると思いました。それに子どもも意外とわかってくれているんですよね。保育園の先生にも「ママの仕事チョキチョキするんだよ」なんて話していて。だから、あんまりかわいそうだと思わず、自分の好きなことを続けてキラキラしていたほうがいいのかなと。

 

あとは、育児をママ一人で抱えこまないよう、旦那さんも積極的に育児を手伝ってくれるよう上手く引き込みました。うちもそうですが、子どもの成長ステージに合わせて旦那さんと育児をうまく分業しながら、ワークバランスを調整できるのがベストです。

 

プロフィール
HOULe
スタイリスト/eriko(えりこ)

静岡県出身。地元静岡の専門学校を卒業後、東京のサロンに就職。2店舗を経てHOULe入社。お客さまに合わせたヘアデザインだけでなく、ヘアメイクやファッションなどトータルプロデュースを得意とするスタイリスト。

(取材・文/高良 空桜  写真/QJナビ編集部)

  ライフマガジンの記事をもっと見る >>

Related Contents 関連コンテンツ

Guidance 転職ガイド

Ranking ランキング