美容師を夢と決めたあの頃の僕へ ~ 桜井章生さん、塚本繁さん、豊田永秀さん、VANさん、MARBOHさんの美容師の原点

 Cocoon・VANさん

続けていれば、スコーンと抜けられる日がいつか来るから!

 

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-この写真の頃、つまり美容師を夢と決めたのはいつのことですか?

 

19歳、25年前です。

 

-この頃、ご自分のヘアスタイルにどんなこだわりを持っていましたか?

 

すでに美容室で働いていたので、こだわりというよりは先輩たちにされるがままの頃でした。ヘアカラーも赤とか緑とか……。しょっちゅうカットされていたので、いろいろなヘアスタイルをしていましたし、ロン毛経験もなしです。

 

でも嫌ではなかったですよ。奇抜なことが気持ち良い年頃だったのかもしれませんね(笑)。

 

-美容師を志した理由やきっかけ、当時の気持ちを教えてください。

 

美容師になろうと思った理由をよく聞かれるのですが、本当に具体的な理由がなくて……。なんとなくやってみたら面白かった、という感じです。理想や期待を持たずに飛び込んだので、「イメージと違った」となることもなかったのは逆に良かったのかも!? しいていうと、スーツを着ないで好きな格好をして良いとか、そんなミーハーな気持ちだったような気がします。

 

-写真の当時、夢中になっていたことはなんですか?

 

家のDIY。セルフリノベーションに凝っていました。

 

-美容師を志した当時の選択に間違いはなかったですか?

 

現時点では言い切れません。まだまだうまくなれると思うし、やり尽くしたわけではないので。ただやり続けてきたからこそ、うまくなったり、できないことに気づいたり、「一緒に感じれる仲間」ができたり、お客さまに求められたり……。

 

「夢」って近づくと夢じゃなくなって現実になるものだけど、美容師って奥が深いから、また次の夢が出てくる。この仕事は自分次第で夢に近づけるし、新しい夢も見つかるし。うん、間違いなかったのかな、きっと(笑)。

 

-美容師を夢と決めたあの頃の自分にメッセージを送るとしたら?

 

25年後、あなたが目指した美容師には、なれていると思いますよ!

それと同時に美容師というものが

想像以上に奥深いものだとも気づいていますよ。

 

なんとなく始めたけれど、辞めずに続けていれば

スコーン! と抜けられる日がいつかくるので

この先も目指す夢や目標を大人げなく見続けてください。

 

もっともっとうまくなれるし、先へ行けるはずです。

 

間違いなく東京に出てきて美容師を続けてきて良かったと思う日が

必ずくるので、これからもいろんなことに負けないようにがんばってください!! 

 

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プロフィール
Cocoon
代表/VAN

1972年生まれ。長崎県出身。大村美容専門学校通信課程卒業。福岡『TONI&GUY』に勤めた後、上京。『DaB』、『HEARTS/Double』を経て、2009年に東京・表参道に『Cocoon』をオープン。

 

>MAGNOLiA・MARBOHさん
この職業で幸せをつくることしかあり得ないと信じてた

 

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