デビューにはコレが必要です! マストアイテム大捜査線

それぞれ個性的なサロンでスタイリストデビューを果たした3人が、デビューの心得と準備すべきアイテムを一挙公開。

サロンの名前を掲げたスタイリストになるためには、デビューまでに至るアプローチも重要なのだ。

 _MG_5265

 

GARDEN×PEEK-A-BOO×apish

 

<スタイリスト プロフィール 写真右から>

2016年4月 スタイリストデビュー

apish

アピッシュ 原宿

大河 光太朗さん

広島県出身。ベルエポック美容専門学校卒業。代表や本店店長などトッププレイヤーたちのメインアシスタントを担当。アシスタント時代から美容学校の特別講師などサロンワーク以外でも活躍するほか、多くのメディアからの取材を受ける。2016年4月、原宿でスタイリストデビュー。

 

 

2016年10月 スタイリストデビュー

PEEK-A-BOO

ピーク・ア・ブー 恵比寿

今井 優奈さん

埼玉県出身。日本美容専門学校卒業。美容学校1年のとき、サロン見学を兼ねて月2回くらいのペースでお客としてサロン通いを続け、PEEK-A-BOOを志望。念願叶って入社した後は、表参道の店舗で経験を積む。その後、PEEK-A-BOO AVEDAに異動。2016年10月、スタイリストデビュー。

 

 

2016年10月 スタイリストデビュー

GARDEN

ニュートラル 武蔵小杉

岩田 隆太郎さん

福岡県出身。福岡美容専門学校卒業。新卒でGARDENに入社。原宿店勤務を経て、スタイリストデビューを見据えて神奈川・武蔵小杉へ異動。積極的なモデルハントが功を奏し、デビュー1年前から人頭カットの経験を積む。2016年10月に武蔵小杉のNEUTRALでスタイリストデビュー。

 

サロンのカリキュラムごとに違う

スタイリストデビューの必需品

 

今回は、スタイリストデビューをテーマに、準備にあたっての必需品を持ってきていただきました。お互いのスタイリストの必需品を見て、どう思いましたか?

 

岩田さん: 3サロンそれぞれ個性が強いので、教育カリキュラムもデビュー後の集客方法もまったく違うんだろうなと予想はしていました。でも実際のところ他のサロンでの勤務経験がないので比べられなくて。自分のサロンの教育カリキュラムしか知らないので、逆に質問もさせてもらいたいなと思っています。

 

今井さん: 私自身も同じで、今のサロンでの勤務経験しかないので、これが当たり前だと思ってやってきました。サロンオリジナルの教本があり、入社と同時にこれに沿ってカットを学んでいくんです。

 

大河さん: ピーク・ア・ブーさんといえばカットの有名店だから、カットに関しては綿密なカリキュラムが用意されていそうですね。教本も、ずいぶん分厚いですし。これ全てをマスターする形になるんですか?

 

今井さん: そうです。また技術だけでなく、展開図も正確に描かなければいけないので、自前のノートに一つひとつの工程の展開図を描いていきます。そしてどんなふうにカットするのかも自分の言葉で書き込んで完璧にカット技術をたたき込むのです。ピーク・ア・ブーでは、臨店講習などでスタッフ自身が講師役として他店の指導をさせてもらうことがあります。美容師さんに正確な技術が伝えられるように、何度もトレーニングを重ねて、全スタッフが同じスタイルが切れるようにしています。

 

大河さん: サロンごとにカリキュラムの内容もずいぶん違いますね。アピッシュではカットのカリキュラムに入るのは一番最後なんですよ。

 

今井さん: 最初の1年目、2年目は何を学ぶのですか?

 

大河さん: アピッシュでは最初はパーマから学びます。スタイルに合わせた巻き方、デザインに応じたパーマレシピを考えたり。アシスタント2年目になって慣れてきたら、パーマのカウンセリングまでやることもあります。アピッシュではパーマで質感をコントロールする提案をしているので、前髪パーマをオーダーするお客さまがとても多いんです。実際のサロンワークではパーマはほぼアシスタントの仕事です。

 

岩田さん: アシスタントのときに、パーマをマスターしておくメリットはどんなことですか?その後のカット練習に移ったときに気づくことはありますか?

 

大河さん: パーマを通じて、髪質を知ったり、デザインを具体的にイメージできるようになるので、その後のカットカリキュラムではとてもスムーズに頭に入っていく感じがありました。アピッシュではスタイリストデビューまで長くかかるんですが、退職者が少ないんです。自分の同期は11人でしたが、今も8人が残っています。しかも辞めたのは、地元に帰ることが理由でした。実際には苦しいこともありますが、今となっては楽しい思い出ばかりですよ。

 

今井さん: 岩田さんは、デビューの必需品としてチラシも用意されていますが、それはモデルハント用ですか?

 

岩田さん: モデルハントもやりますが、顧客ハントもやっていました。デビューする1年前から週4日、人頭カットをやったのですが、その都度カットさせてくれる人を見つけなくてはいけないので。僕の場合は商業施設のなかにサロンがあるので、アパレルなどのショップスタッフさんに声をかけました。その後は客ハンも継続的に続けていて、結果的には40人くらいのお客さまに来てもらっています。

 

大河さん: それはすごいですね。武蔵小杉の店舗でデビューしたのは、岩田さんの希望だったんですか?

岩田さん: スタイリストデビューするなら、地域カラーの強い場所のほうがお客さまがつきやすいのかなと思ったんです。なんとなく希望を伝えたところ配属されたんです。

 

今井さん: 私の場合、最初は原宿店で働いていたんですが、その後、恵比寿の商業施設のなかの店舗に異動したんです。その途端、新規顧客が増えたし、サロン内の雰囲気もガラリと変わりました。サロンの立地によってもデビュー後の売り上げがどう変わってくるのか、私自身も実感しています。

 

岩田さん: どの場所でデビューするにしろ、アシスタント時代からどこででも勝負できる準備が必要ですね。

 

>デビューマストアイテムは?

Related Contents 関連コンテンツ

Guidance 転職ガイド

Ranking ランキング