飲食店やゴルフ場からも学びまくれ!日々の習慣がブランドの礎をつくる -GROOMER/S TOKYO 佐藤龍の習慣 後編-
ハイクオリティなフェードカットにパーマのスパイスを加え、メンズビューティーを席巻した「スペインカール」。その生みの親であるGROOMER/S TOKYO(グルーマーズトウキョウ)佐藤龍(さとうりゅう)さんは、技術はもちろん、GROOMER/S TOKYO全体の顧客を数倍に増やしたSNSマーケティングにも定評があります。今回はそんな佐藤さんのルーティンに迫りました。「余裕のある男」を目指す美容師さん必見です。インタビューは前編・後編の2回、ぜひ前編とあわせてご覧ください。
渋谷の厳しい飲食店戦争から得るマーケティングのヒント
仕事中は、スタッフとサロンワーク以外のコミュニケーションを取りづらいので、朝や夜に時間をつくって一緒に食事することで、仕事の悩みやプライベートの話を聞くようにしています。信頼関係ができていない状態で、いきなり仕事の話をしても相手に伝わらないですから。僕自身もプライベートな時間を一緒に過ごしたことのある先輩のアドバイスのほうが、頭にスッと入ってきていました。
人とご飯を食べるとき、いろんなお店をジャンル問わず調べるんですが、特にお肉やビストロ系のお店が好きです。気に入っているお店にはスタッフを連れて行きます。飲食業界は競争が厳しいので、その中での内装や空間作り、スタッフのオペレーションに工夫があり、いつも刺激を受けるんですよね。例えば、お客さまに背を向けずに完璧な接客をしている点をスタッフに体感してもらう方が、口で指摘するよりも伝わりやすいじゃないですか。
渋谷のような競争が激しいエリアでは、「なぜこの店を選んだのか?」という疑問からマーケティングのヒントを得ることも多いです。お店の選び方も人それぞれで、口コミで選ぶ人もいれば、メニューの写真に惹かれて選ぶ人もいる。そうした「決め手」こそが、GROOMER/S TOKYOのマーケティングのヒントになっているんですよ。