“美容師あるある”で大注目を集めるも、インスタ集客は眼中にナシ! フリーランスとして活躍する、natsuoさんってどんな人?
親しみやすい“人柄”が自分の強み! SNSはそれを伝えられる便利なツール
今、来ていただいているお客さまはレディース6割、メンズ4割で、いろいろなスタイルを手掛けたい自分としては理想的な割合です。メンズのお客さまは、レディースのお客さまの紹介や、自分が友達になった方が来てくれることが多いです。なので、やっぱり今も集客はオフラインの繋がりが強いんですよね。
提案しているスタイルでは、自分だからこそ引き出せるその人の魅力を大事にしています。「今まで行ったサロンの中でいちばん似合っている」と思ってもらえるような施術になるよう、心がけていますね。
Instagramに載せているスタイル投稿は、先程お話しした空中に浮いているリールもそうですが、Before&Afterを見せる形のものが多いです。美容室の良さの一つでもある、「美容室に来ると、これくらい変われる、可愛くなる」ということが伝わればいいかな、と考えています。ストーリーでは、自分のこだわりが伝わりやすいレイヤースタイルやブリーチワークを載せるようにして、上手く使い分けていますね。
僕は、フリーランスになったことで、自分の“人柄”を武器にして戦えるようになったと思っています。人柄を伝えるという面で、SNSは本当に向いていますしね。僕は集客ツールとしてSNSを使っているわけではありませんが、だからこそ自分をさらけ出すことが出来て、カッコつけずにお客さまと向き合えているんじゃないかな。
昔のことを言うと、『CHOKi CHOKi』でモデルをしていた頃って、やっぱりカッコつけた写真を撮るので、“怖い人”というイメージを持たれやすかったんですよね。美容師にとって、そう思われるのは損じゃないですか。なので、自分の親しみやすい部分をSNSで伝えられるのはすごくいいことだと思いますね。そうして自分のことを好きになってくれる人が増えたら嬉しいですし、一度足を運んでもらえれば、自分のキャラクターと明るさは伝わるのと思うので、この強みをどんどん活かしていきたいです!
- プロフィール
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CURIN
スタイリスト/natsuo
神奈川県出身。日本美容専門学校卒業。都内のサロン2社を経て2019年にフリーランスに転向。Instagramに投稿した“美容師あるある”のリールが話題に。現在は、サロンワークを中心にヘアメイクやモデル、カメラマンとして活躍中。
Instagram:@akimotonatsuo
(文/須川奈津江 撮影/菊池麻美)