“美容師あるある”で大注目を集めるも、インスタ集客は眼中にナシ! フリーランスとして活躍する、natsuoさんってどんな人?

SNSは自分のやりたいことを楽しんで、集客はオフラインの繋がりを大事に

 

 

SNSは美容学生の頃からやっていたのですが、集客ツールとして捉えたことはあまりないです。

所属していたサロンの傾向もあるとは思いますが、僕がデビューした頃は、昔ながらの集客方法に依るところが大きい時代。カラーモデル、パーマモデル、カットモデルとして来てくださったお客さまが顧客になってくれるパターンが半分以上を占めていました。一方、「SNSを活用しなきゃ」と思って集客したお客さまは一度でご縁が終わってしまうことも多かったんです。そんな経験から、お客さまとはオフラインのつながりがすごく大事だと考えていました。

なので、SNSも集客のために投稿するというよりは、自分の好きなスタイルやこだわったデザインができたときに見てもらいたくて投稿することがほとんどでしたね。

 

 

“美容師あるある”を初めて投稿したのは、2021年の1月です。コロナ禍でしたし、1〜2月は閑散期でサロンワークが暇だったんですよ。当時、Instagramで芸人さんのリールをよく見ていて、自分は芸人ではないけれど、もしかしたら同じようなことができるんじゃないか? と考えたんです。美容師のあるあるといえば、イラストレーターとしても活躍しているTAKUOさんが先駆けですが、動画投稿はまだ誰もやっていなかったのでチャレンジしてみました。

初めて投稿したあるあるは、「出勤時と準備後の髪型の差が激しい」というもの。美容師はサロンにスタイリング剤などが全部あるから、出勤したときは髪がボサボサだけど、お客さまの前に出る時間帯にはちゃんと準備してビシッとヘアスタイルが決まっている、というあるあるでした。これを投稿したら、友達や周りの人からも反響が大きくて、「こんなに見てもらえるんだったらもっと作ってみようかな」と、半年くらい投稿を続けましたね。

 

 
 
 
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ただ、これも集客のことはまったく考えていなくて。半分趣味というか、楽しかったからやっていただけなんです。あるあるを見てお客さまとして足を運んでくれた方はそんなに多くなかったので、集客が目的でやっていたら、「あんまり意味ないな……」となってすぐ辞めていたでしょうね。逆に、集客を意識していないからこそ飽きた時点でやめてしまって、周りの友達から「もったいない、続ければいいのに」と言われることもありました(笑)。

 

最近よく上げている「飛ぶだけで髪の毛変えれます」の投稿も、僕が楽しくてやっています。一時期、“空中浮遊ダンス”みたいな、宙を浮いて踊っているように見えるリールがInstagramのおすすめにたくさん出てきませんでしたか? ダンスはできないけど、動画の編集次第では、空中に浮いているように見せることはできるな、と思って。自分は浮いている状態をキープしながら、お客さまの施術の工程はどんどん進んでいく……っていうアイデアを形にしてみました。撮影は、ずっと通ってくれているノリのいいお客さまにお願いすると、大体「なにそれ、おもしろそう!」と一緒にやってくれるのでありがたいですね。

 

>親しみやすい“人柄”が自分の強み! SNSはそれを伝えられる便利なツール

 

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