いち美容師からマルチな起業家へ。夢を叶え続ける戦略的思考とメソッド

 

フリーランス美容師をしながら起業し、今年1月にメンズコスメブランド『RETØUCH(リタッチ)』を立ち上げた宮永(みやなが)えいとさん。登録者数12万人超えのユーチューバーでもあり、「身だしなみをアップデートする文化を作る」を目標に、これまでの美容師像を覆す新時代のキャリアを創造中。前回のインタビューに続き、今回は夢を叶えるための戦略的思考とそのメソッドについて伺ってきました。

 


 

明確なゴール設定をして、チェックポイントを刻む

 

 

昔から、僕は明確なゴール設定をするタイプです。ただ、スタミナがないんですよ。昔からマラソン大会がめちゃくちゃ苦手です(笑)。どうにか走り抜けるために、一番近くに見える電柱を最初のゴールとして設定していました。それで、そこを抜けたら次の電柱をめざす。よっしゃ!電柱抜けたぜ!と小さな達成感を味わい、次のゴールに繋げるんです。だから、逆算ですよね。ゴールを定めて、チェックポイントを刻んでいきます。

 

「身だしなみの文化を作りたい」と思ったときから、何をやったら文化を作れる?と考えて、出た答えは【3つの軸】でした。1つ目は、「現場」。サロンという現場で1対1のコミュニケーションをしながら、その人の身だしなみをアップデートする。2つ目は、YouTubeや本などの「コンテンツ」。3つめは、「プロダクト(商品)」です。この軸を辺で繋いだ三角形を大きくしていけば、身だしなみの文化が作れるんじゃないかと思いました。それを設定してから、動き出したんです。

 

 

1年目の時点ではその三角形が小さ過ぎたので、この3つがうまくいったら、三角形をさらに大きくするために、自分の時間を割いてもいいなと思っていました。コンテンツについてはYouTubeの登録者数が12万人を超えましたけど、見ていない人がまだまだいると思ったので、本を出版したんです。そしてプロダクトは、今年1月に第一陣として「リップ」と「BBクリーム」を世の中に出すことができました。今後はヘアの関連商品やアパレル商品など、身だしなみに関わるものは全部やりたいと思っています。

 

>書くことで頭の整理を習慣づければ、目標が見えてくる

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