女子高生を巻き込んだチャリティ成功にも一役! サロンを飛び出すことで叶う、美容師の新たな活躍について
-今回女子高生を巻き込んだイベントをしようと思ったのはなぜですか?
浜田:KINUJOの中でのタイトルに“若者のキレイを応援する”というものがあります。少子化で若者の人口が減る中、元気な世代に育てることに貢献するために美容から応援をしようというものです。ただ、単にプレゼントというのではなく地域貢献する体験もして何か感じてもらえたらと思いこのようなイベントになりました。
今回は、KINUJOの製品監修も行っている清水さんにも参加いただきました。
-イベントの手ごたえは?
浜田:参加する女子高生たちのモチベーションが高く、ゴミ拾いも楽しんでやってもらえましたね。ヘアメイクのレクチャーも1人づつ対応できて満足してもらえてよかったです。
清水:みんな素直にキレイになることに興味がありましたね。日常的に疑問に思っていることややってみたいことを個別に伝えられました。
高校生の年代は若さが魅力でもあるので、型にはまらずいろいろなおしゃれに挑戦してほしいですね。キレイになりたい気持ちは日本のパワーになりますから。ひとつ気になったのは自分の容姿にコンプレックスを感じてると言う人が多かったこと。けどみんなそれぞれにかわいいので、ファンデーションがっつりなんてせずに自分のよさを出しておしゃれをして欲しいですね。
-今回清水さんはどんなきっかけでこのイベントに関ったのでしょうか?
浜田:以前カタログを作るときに清水さんにヘアメイクをしてもらったのがきっかけで知り合いました。その後、プロとして忌憚のない意見を下さる清水さんに商品開発からPRまでご協力いただいており、今回もイベントのご相談をしたら、即答で「一緒にやりましょう」と言っていただきました。メーカー側は技術的な面については熟知していますが、実際に使った際の使用感や仕上がりの違いというのは美容師さんが専門です。製品の特性を理解して、それを伝える役割は美容師さんが最適と思っています。また、流行に敏感で製品に何を求められているかを感知できるのも美容師さんなので、PRのサポートにとどまらず、開発段階でも意見をもらうなどそのチカラは欠かせないものになっています。
-これからサロンワーク外で活躍したい美容師はどうしたらいいでしょうか?
清水:まずはサロンワークを充実させて自分の武器を持つこと。それと同時に率先して外にでていくといいと思います。どこで出会った人でも何かできることがないか常に積極的にコミュニケーションを取ることが大切です。サロンワークで培った自分の武器はプロとして堂々とアピールしていけるものだと思いますよ。
今回のキレイプロジェクトイベントは大成功。 “自分も街もキレイに”を叶えられた女子高生の笑顔を作ったのも美容のチカラ。美容師のチカラはいろいろな場面で求められています。サロンワーク外のお仕事にもサロンワークに還元できることが多くあるようです。自分の武器を見極めつつ新たなお仕事の可能性を探すのはサロンワークのレベルアップにもつながるかもしれませんね。
- プロフィール
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株式会社KINUJO
代表取締役 浜田智章
大学卒業後、広告代理店勤務を経て、2012年、MBA在学中、現社の前身となる株式会社ディシジョンを設立。2013年、居住を香港、中国へと移し、2015年に現社名に変更。アジアを中心に、世界中に"日本の美"を届ける企業を目指す。“日本の若者のキレイを応援する”キレイプロジェクトを推進中。
- プロフィール
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ALFALAN
トップスタイリスト清水広司
山野美容専門学校卒後、表参道の美容室2店で経験を積み、2015年ALFALANに入社。サロンワークと共にカタログ撮影、web広告、CM、PVなどのヘアメイク、テレビ出演など精力的に活躍。2016年からはカタログヘアメイクをきっかけに株式会社KINUJOの開発やPRにも関っている。
(取材・文・撮影/QJナビ)
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