人気サロンがイチオシする「美容師ブレイクスルー白書2021」。 第2回目は、「おうち時間の有効活用」でフォロワーを飛躍的に伸ばしたsikiのkanaさん

フィルムカメラの撮影を楽しみながらセンスを磨く

 

 

2年間のアシスタント生活を経て、3年目の2020年4月からスタイリストとしてやらせてもらっています。Instagramを見たお客さまがたくさんきてくださることがとてもありがたいです。

 

Instagramにはフィルムカメラで撮った作品も載せています。フィルムカメラで撮影するようになったのは専門学生時代からです。海外の洋書などに影響されて、自分も同じような雰囲気の写真を撮ってみたいと思って撮り始めました。フィルム写真の風合いにお客さまが共感してくださることが嬉しいですし、Instagramを通じて自分自身の感性を見られていることを意識しなければいけないと考えるようになりました。

 

 

スタイリストデビューをしたタイミングはちょうど緊急事態宣言と重なってしまいました。休業中はもちろん、宣言解除後もコロナ禍でお客さまにきていただくことは簡単ではないと考えていました。感染の心配をしながらサロンにこなければならないし、「コロナ禍に外出して髪を切るなんて」と思われるのが嫌で自粛するお客さまもいるでしょう。とはいえ、実力がある美容師なら、どんな状況でもお客さまを呼べるはず…と、休業中はこれからについて悩んだ時期でした。

 

おうち時間を有効活用したことが飛躍につながった

 

 

自分にできることは限られているけれど、とにかく発信し続けなくてはいけないと思い毎日洋服の写真をアップしました。おうち時間のファッションを紹介し続けることによって、そこからフォロワーがさらに増え、「ファッションセンスが好きだからヘアも任せてみたい」というお客さまも徐々に増え始めたんです。おうち時間に自分を見つめ直したり、「上に上がっていくしかない」という気持ちになれたことはプラスだったと思います。

 

 

7月、8月くらいからは本格的にお客さまの人数が増えました。オーダーが多いヘアは巻かなくても決まる外国人風のボブと、明るめのカラー。お任せでバッサリ髪を切らせていただく機会も多く、信頼されていることがうれしいです。カラーは少し黄色みのあるブロンドっぽい外国人風のカラーがお客さまに支持されています。

 

 

改めて振り返ると2020年の1年間は、たくさんの出逢いに恵まれた1年でした。お客さまの数は増えましたが、もっともっとたくさんのお客さまに関わっていきたい。だからこそ、一人ひとりのお客さまにベストを尽くし、どんな状況でもいつも笑顔でいようと決めて過ごしてきました。さらに情報発信も欠かさずに、Instagramを動かし続け、成果に結びついた1年でしたね。

 

>自分にしかない価値を追求し、「また会いたくなる人」になりたい

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