センス溢れるクリエイティブ美容師の中身を大解剖! −ブレイン解剖−第2回ALIVE中村雄樹さん

  ライフスタイル

・いいものに触れる

 

建築家・隈研吾さん設計の熱海にあるCOEDA HOUSE

 

美容師って、売り上げが上がるとすぐに収入も上がって、出かける場所や食べるものなども、いいものを選べるようになりますよね。ランチにしても、ちょっとおしゃれな所に行くと、店内の設備も違います。「この強気な料金で量は少なめ…でもおしゃれ!」とか、心で葛藤を抱きつつもいいものに触れると、自然と食べ方も上品になります。料理だけでなく、接客やトイレも見ます。「リラックスしてもらうために、あえてそっけない接客にしているのはなぜかな?」とか、「トイレが隅々までキレイかな」とか、そういう細かいことを感じ取るのも、美容師としては大事なことなのかもしれません。

 

・幡ヶ谷のビアバー「DETOX」

 

ビールが大好きで、ドラフトのヒューガルデンホワイトが飲める「DETOX」という店によく行きます。ビアバーなのにメニューに「本格中華」と書いてあったり、四川風麻婆豆腐が売りだったりというのもユニーク。「なんでこういうメニューの表現なんだろう?」とか、つい分析・研究好きの心が疼きますね(笑)。常連で顔も覚えられているはずなのに、お店の方が「いつもきてくれてますよね」とか声をかけてこないあたりも、逆に居心地がいいです。

 

  注目の美容師

・AXY 斎藤正太さん(@signal8756

同じ美容学校の2つ上の先輩で、学生の頃からチョキチョキのモデルで活躍されていたりと、目が離せない方。尊敬する部分が多く、自分のカットも斎藤さんに担当してもらっていて、いろんなことを学んでいます。斎藤さんのインスタの写真は、どれもヘアスタルの“見せ場”が計算されていて、お客さま一人一人の魅力にフォーカスできているのがすごいですね!

 

・miyu(みゆう)さん(@20myks

大阪の美容師さん。2年目の美容師さんで、実は僕のセミナーにいらしてくれた方。早々にカラーリストとしてデビューし、美容師歴1年でこのスタイルを作っているセンスがすごいと思います。ヘアスタイルを作るのも上手いですし、撮影するシチュエーションも作品として完成度が高い。自己ブランディングがすごく上手だと思います。新人さん発掘という意味で、注目しています!

 

お客さまのニーズに合ったクリエイティブを突き詰めていきたい

 

 

クリエイティブと大衆のニーズは、往々にして不一致が起きることがあると思います。僕の場合は、その中でもお客さまに来店いただけるヘアスタイルを突き詰めていくのを常に目標にしています。自分だけの世界観に浸るのではなく、人に認めてもらえる、人を動かせるものをハイクオリティに、そしておしゃれに作っていければいいかなと思っています。

 

 

プロフィール
ALIVE 
Top Stylist 中村 雄樹(なかむらゆうき)

埼玉県出身。埼玉県理容美容専門学校卒業後、ALIVE入社。2年目4月にカラーリストデビューを果たし、ハイライトカラーのスペシャリストに。お客さま一人ひとりに合わせたデザイン、薬剤調合で仕上げるオーダーメイドのカラーリングが多くの女性に支持されている。2017年7月にスタイリストデビュー。サロンワークはもちろんメディア掲載も多数。SNS、WEBブランディングセミナー講師も務める。

 

(取材・文/須川奈津江  撮影/菊池 麻美)

 

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