ギリギリすぎて4キロ減? 完璧じゃない自分を認めてくれた言葉 ―macaroni coast綿引海人さんの働く理由
次世代のサロンリーダーを期待される若手スタイリストに聞く「このサロンで働く理由」シリーズ。今回は、「macaroni coast」のスタイリスト、綿引海人(わたひきかいと)さんの働く理由をうかがいます。
ヘアスタイルはもちろん、ファッション好きの人々からも圧倒的な支持を集めるおしゃれサロン「macaroni coast」。スタイリスト2年目の綿引さんがアシスタント時代に知った、一人前の美容師になるための教訓とは?
坊主から劇的チェンジ! 髪型だけで印象を変えられる美容師という職に憧れた
中学3年間、ずっと野球部だったんです。もちろん、髪型はずっと坊主でした。初めてヘアサロンに行ったのは、引退して「好きな髪型ができる」ってなったとき。「髪型一つでこんなに印象が変わるんだ」と、ものすごい衝撃を受けて、感激したことを覚えています。自分も美容師になりたいと思いはじめたのはそのころです。進学先を決める際には学校見学に行き、「先生との距離が近い」、「わからないことがあっても、先生に聞けそう」と思い、日本美容専門学校に決めました。
同級生の中には有名サロンでカットモデルをする子たちがいて、その子たちが話す評判のいいサロンのひとつにmacaroni coastがあったんです。そこで、実際にお店に足を運びました。
最初に感じたのは、「コンクリートを打ちっ放しにした西海岸の音楽スタジオ風の内観がかっこいい」ということ。それまで、ヘアサロンといえば、白っぽい内観でどちらかというとナチュラルなテイストのイメージがあったんです。それに、スタッフの雰囲気も、やってもらったスタイルもすごく素敵だった。やりたいスタイルを考えずに来店しても、スタイリストがちゃんとリードしてくれる感じがあって、心地よさを感じました。
それから通うようになったのですが、行くたびに常に新しいスタイルを提案してくれて、「あまり変えたくない」というときにも、その人の目線に立って、要望を汲み取りつつどこかに新しさもある提案をしてくれました。それは安心感があるのに、ワクワクさせてくれるような感覚。ほかにも「営業が終わったあとに、スタッフみんなで飲みに行くことがよくある」と聞いて、スタッフ同士の仲がよくて、風通しがいいサロンっていいなと思っていました。
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