大手サロンを辞め、一発逆転を狙いロンドンへ。留学で得た確かな自信とは?―GARTE ISSEYさんの働く理由

ロンドンの壁のないコミュニケーションを日本でも。お客さまと友だちのような美容師でありたい

 

 

ロンドンにいてすごく感じたのは、住んでいる人たちがみんな親切でフレンドリーだということ。例えば、ドアを開けたら、次の人が入るまで押さえて待っていてくれます。その代わり、僕が入ったら、次の人が入るまでドアを押さえるといった感じで、優しさがどんどん連鎖していくんですよ。目があったら、ニコっと笑ってくれたり、「そのシャツいいね」と話しかけてくれたり。

 

そういうフレンドリーなコミュニケーションがすごくうれしかったので、僕もそういう人になりたいと思いました。お客さまに対してもあまり壁を作らず、友だちみたいに近い存在の美容師でいたいんです。今は近づいていってお客さまの意見を聞き出すようにしています。

 

とはいえ、まだ自分自身には全然満足していません。もっともっといろいろなことを知りたいんです。尊敬する美容師さんのセミナーに行って、たくさんのことを学んでいきたいし、またお金が貯まったらロンドンでスキルアップもしたいです。

 

GARTEは大手のサロンとは違って人数が少ないぶん、「組織の単なる一員」という位置づけではなく、自分がやりたいことがやれるし、やりたいと思ったことをやらせてくれる環境なんです。自分次第なので、いろいろな可能性を秘めています。今後は、もっとサロンの知名度を上げてたくさんの美容学生に就職先として選んでもらいたい。そのために、これからは専門学校でのヘアショーを増やしていくつもりです。

 

 

プロフィール
GARTE
アートディレクター/ISSEY(いっせい)

専門学校を卒業後、大手サロンに入社。その後、ロンドンのサスーンアカデミーに半年間留学し、GARTEに入社。サスーンで学んだカット技術、カラー技術を生かしたモードなスタイルを得意としている。

 

 

(取材・文/池山章子 撮影/河合信幸)

 

 

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