未来がリアルにイメージできた3年目の転機。サロンの母体が変わりゼロからのスタートを切る―♦at’LAV♦ by Belle宇梶祐市さんの働く理由
入社3年目にあった激動。♦at’LAV♦から♦at’LAV♦ by Belleへ
専門学校を卒業して、♦at’LAV♦に入社することになりました。♦at’LAV♦の作るスタイルとアットホームな雰囲気が好きで学生時代から通っていたんです。憧れのサロンだったので、面接したときは本当に緊張しました。緊張しすぎて何を言ったのかあまり覚えていないんですが、「入社したら何ができますか?」と聞かれて、「団結力を高めることだと思います!」と大きな声で言ったのを覚えています。
そして、入社して3年目に♦at’LAV♦とBelleが合併すると聞かされました。
代表同士のつながりがあったとはいえ、最初は、「これからどうなっちゃうんだろう」と不安しかありませんでした。でも、Belle代表の飯田や堀之内がご飯に誘ってくれて、Belleについていろいろと話をしてくれたんです。何度かご飯に連れて行ってもらいコミュニケーションを重ねるうちに、不安な気持ちが「一緒に働かせてもらいたい!」という強い希望に変わっていました。
♦at’LAV♦でアシスタントを2年していたとはいえ、Belleに入社してからは、ほとんどゼロからのスタート。しかし、シャンプーやブローなど、今までやってきたことを最初からやり直すことに抵抗はありませんでした。それは♦at’LAV♦のときはなかったデジタルパーマなどがメニューにあり、僕の知らないことをBelleのアシスタントたちは当たり前のようにできていたから。
もし後輩が入ってきたとき「デジタルパーマはやったことがないから、教えられない」って言えないじゃないですか。Belleになったなら、Belleのやり方も知っていないといけない。下の子たちにBelleのやり方も教えるためには「絶対にやらなくちゃダメだ」という意思がありました。あと、僕は他のアシスタントより年上だったので、絶対に負けられないという思いもありました。
歳の近い先輩ができ、未来への道筋が一歩一歩イメージできた
合併でスタッフの人数が増え、スタイリストも一気に増えたんです。そのことで未来への道筋が一歩一歩、階段を昇るようにリアルにイメージできるようにもなりました。♦at’LAV♦のときは自分より上の先輩方はすでに美容師として第一線で活躍していたので、自分の遠い未来像しか見えなかったんです。
でも歳の近い先輩ができたことで、直属の先輩がスタイリストになり、壁にぶつかって成長されている姿なども間近で見るようになりました。これまで、漠然としたイメージだったものが、ちゃんと階段になって見えてきたんです。近しい距離で今悩んでいることも相談でき、いろんなことを教えていただけました。
僕は合併したことによって2つのサロンのよさを見させてもらえた気がするんです。Belleでは♦at’LAV♦のときとは違い、アシスタントがカラーやパーマなどカット以外のほとんどのことをし、お客さまに料金をいただいています。だから、アシスタントもきちんとプロじゃないといけない。アシスタント時代は、お客さまの満足度をあげるため、自分の技術を上げることに力を入れていました。