ブログを書いてるだけでお客がくると思うな!プロブロガーの美容師ブログ診断
ブログは、毎日書けばそれでいいってもんじゃない!
さて、本題に入りましょう。
笹川さんのブログの内容ですが、全般的に
読む人になにを伝えたいのかわかりません。
いや、もっとハッキリ言うと、
ブログやめて、インスタグラム一本でいいのでは?
とすら、思います。
笹川さんは、どうやら「毎日書くことが大切」「記事数が大切」と思われているようです。週に3〜5本ほど更新していて、とてもがんばってます。
ただ、「いくら更新頻度が高くても、内容が空っぽだと誰も読まない」というのが真実です。
「誰も読まない」ということはつまり、結局「誰も来店しない」のです。
まだ、インスタグラムを見て「こんなに綺麗にしてくれるんだ!」と思った方が来店してくれる可能性はあります。ただ、笹川さんの書く文章を読んで「行ってみよう!」と思う方は、残念ながら皆無でしょう。
もっと具体的に言うと
・文字数が少なすぎる
・日記を書いても意味がない
と言う2点になります。
ひとつづつ解説します。
・文字数が少なすぎる
笹川さんのブログは、あまりにも文章が少なすぎます。これが「インスタグラムのほうがいいんじゃない?」といった理由です。ブログに、尻切れトンボみたいな、ちょこちょこっと書いただけの文章を載せても、ほとんどなんの意味もありません。
笹川さんの記事は、ほとんどが100〜300文字程度です。
現在、検索エンジンである程度の上位にあがるためには3000文字程度は必要とされています。
ちなみに笹川さんのブログは現在は検索からはほとんど流入がないでしょう。
「梅田茶屋 美容室」で上位にくるのはSARAJUの本家のホームページで、笹川さんのブログは遥か下のページです。
「SARAJU 梅田」でも、本家のホームページにも負け、先輩(と思われる別の美容師さん)の方のブログにも負けています。
本家のホームページに負けるのは仕方ないですが、この先輩の方のブログも文字数は多くないので、もう少ししっかりと書けば、先輩のブログには勝てるでしょう。
さらに、「本家のホームページがあるのに、個人の美容師のページの存在意義はあるのか?」という話にもなります。SARAJUの本家のホームページは非常によく作られていて、見た目もずっと綺麗です。これはおそらく専門の制作会社に依頼して作られているものなので、このページに「見た目」で勝つのは無理です。アメーバオウンドはおろか、個人でこのレベルのページは、普通は作れません。
本家のページに「見た目」で勝てないのなら、内容で勝負するしかありません。
内容とはつまり「文字数」です。そしてその文字数に載せる「情熱」です。
笹川さん自身が、なぜ美容師をしているのか?
日々、仕事をしながらどんなことを考えているのか?
お客さんに伝えたいけど、伝えられていないことはなにか?
などなど・・・決して綺麗ではないかもしれないけど、信念に基づいた、意味のある文章を書いてください。
3000文字という文字数は、ただの目安であって、本当は関係ありません。
それを読んだ方が「このひとの考えには共感できる」「このひとに切ってもらいたい」と思えるような、価値のある、人間味のある文章を書いてください。そうすると、自然と文字数は増えるでしょう。
・日記を書いても意味がない。
ブログに書く内容の話ですが、
「今日は○○にいきました!」とか
「ここのサイトがオススメです!」という程度のことであれば、書く必要はありません。
その程度のことは、SNSに流せば十分です。
ブログとSNSの違いは、
「ストック型メディア」なのか「フロー型メディア」なのかの違いです。
つまり、ブログはストック(蓄積)される性質があり、
SNSはフロー(流れる)という性質があります。
つまり、ブログには「1年後、2年後に読まれても面白い内容を書く」というくらいの気持ちで書くのが基本です。
これも、遡れば「毎日更新することが大切である(文字数が少なくても内容が薄くてもいい)」
という考え方に基づいてると思います。
この考えでは、出張の日とか、忙しい日には「今日は○○にいってきます!」しか書くことがなくなります。
そうではなく、基本の考え方として「週に1本でも、読んだひとの心に残る、信念のある記事を書く」
という考えでないと、ブログ運営はうまくいきません。
そのためには「日記」を書いてる場合ではなく、読んだ相手にメリットを与えるものである必要があります。
現在の笹川さんのブログは、そのまま全てSNSに投稿してしまった方がいい内容です。
写真メインの記事も、インスタグラムにあげてる分で十分です。