自分の価値を上げるには? 売れる人は生き様が面白い! 川畑タケル×エザキヨシタカの美容放談 <後編>
楽しくて幸せな時間は、一番頑張っている人に与えられるべき(エザキ)
エザキ:この場に寺尾くん(寺尾フミヤさん)を連れてきたのは、タケルさんに会わせたいと思ったから。ここでどんな話をしているのか聞かせたかったからです。サロンのみんなは、僕がタケルさんのことを大好きだってことは知っているし、よくタケルさんの話をしているから、全員が「行きたい」って言っていたんですよ。で、誰にしようかなって思っていたんだけど、店長と嫁さんが、寺尾くんがいいんじゃないかって言ってて。一番まじめに努力しているから。やっぱり、楽しくて幸せな時間だから、一番頑張っている人が来るべきだし。彼は最近、デビューしたばかりです。
川畑:そうなんだ。原宿には人がいっぱいいるから、人を呼べないわけがないよ。頑張って。
エザキ:そう。髪はみんな生えているから。
川畑:七里ヶ浜で売れるのは大変だけれどね。ここでお客さまを呼べたら本物だよ。ちなみに、今日この場にいるななこちゃん(堀なな子さん)には、僕は期待もなにもしていないですけれどね(笑)。
彼女はずっと名古屋で美容師をやっていたんだけれど、大阪まで僕のヘアショーを見にきてくれて、「BEAUTRIUMで学びたい」っていうことで、七里ヶ浜で頑張っています。髪の毛がすごく悪い状態のお客さまでも必ずきれいにして帰す僕らの仕事を見て、自分もそうなりたい。いつか名古屋でBEAUTRIUMをやることが夢なんだよね。
なな子:はい。そうなりたいです。
エザキ:すごいいいじゃん!
川畑:彼女を今日、ここに呼んだのは、エザキくんの話を聞いてほしかったから。すごくいい時間だから、一緒に過ごさせたかったんだよね。僕は、もっとみんなにサロンワークだけじゃなくて、素晴らしい人に会ったり、異文化に触れたりする機会をもってほしいんですよ。
世の中にはいろんな価値観の人がいるし、そこに合わせていける力が必要だと思う。たとえば、ロイヤルコペンハーゲンや有田焼でご飯食べていると言われても、それが何か知らなかったら話が通じないでしょ。GucciやLOUIS VUITTONを彼氏に買ってもらった人と、おばあちゃんからもらったものを大事にしている人とでは、価値観が違うわけ。そういうことを理解して、デザインをより深く考えていく必要があるんですよ。
>守りたい人はたくさんいたけど、守ってくれる人はいなかった(エザキ)